菅野拓大阪公立大学大学院文学研究科人間行動学専攻准教授

2025年5月9日・第217回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 47 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 89 発言)

御質問ありがとうございます。

キッチンカー、トイレカーなんかもそうなのかもしれませんが、やはり置いておくだけというのは難しいよというのが防災の基本なんだと思います。それはコストにしかならなくて、使わないと使えないと、賞味期限切れちゃうアルファ米がすぐ配られると、こういう話になってしまいますので、ふだんから使っていくんですが、要はそれをどうやって例えば登録しておくのか、若しくはそれを運用しておくのか。また、その人たちが、あっ、災害時も私たちってそっちに行って仕事があるんだねって、こういう状況にしておくのかということが実は知恵の絞りどころなんではないかなと思います。

一つがキッチンカー、トイレカーという、いわゆる民間事業者さんの領域。これも、だから、政府で買っておいて政府が持っていてもしようがないみたいな世界になりますので、運用しておいていただく中で行ってもらえるんだというところにサポートがあるとか、こういう発想で動かしていくべきだろうというふうに思います。

また、フェーズフリーは民間ですという言葉もあったんですが、決してそんなことはなくて、これはあくまでもデザインコンセプトですので、様々な領域に、例えば先ほどの事前のメニューをインフラのメニューにできるんだみたいな話であるとか、インフラ復旧のメニューにできるんだという話であるとか、ケアワーカーがそのまま被災者支援をする人になるんだとか、実はどこでも通用する発想かなと思いますので、是非柔軟に、それは政府の中でも知恵を絞っていただきたいですし、民間の中でも知恵を絞っていい形にしていく、まさに使えていない力を使うと、こういうところに出てほしいなというふうに思っています。

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