木村英子 (れいわ新選組)

2025年6月3日・第217回国会 参議院 国土交通委員会 第18号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 129 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 141 発言)

しかし、運輸支局に相談窓口行けと言われても、なかなかここにたどり着かなかったり、分かりにくいところがあります。

例えば、障害者の方は、いろんな障害を持っている方がいますけれども、ホームページ等の記載の文章の中に、ルビとかあるいはイラスト、あるいは音声案内など、障害者に合わせた合理的配慮の提供も検討してもらいたいですし、今後、窓口の案内を分かりやすい形で検討していただきたいと思います。

次に、UDタクシーの配車予約ができない問題についてお聞きします。

資料二を御覧ください。

国交省の資料によると、UDタクシーの台数は、令和三年度末には全国で三万台ほどでしたけれども、令和五年度末には四万台まで増えていき、東京や都市部では少しずつ普及している状況です。しかし、地域によっては、ほとんど導入が進んでいないところもあり、また、UDタクシーの研修を受けたドライバーも少なく、電話で配車をお願いしても配車を断られる場合があります。

例えば、車椅子の方が病院に行くために一週間前に予約したいと思ってタクシー事業者に電話したところ、UDタクシーを運転できる運転手は限られるために、当日か早くても二、三日前でないと予約できないと言われたり、また、資料三の記事では、昨年二月に沖縄の障害者団体が行った調査によると、配車をお願いしようとしても、人手不足を理由に、当日予約では対応できない、一週間前に予約をしないといけないと言われ、配車を拒否されたそうです。このように、タクシー事業者側の一方的な理由で乗車拒否をされる事例が後を絶ちません。

資料四のとおり、昨年十月の障害者団体の調査では、UDタクシーの配車を電話でお願いした四十二件のうち十八件も拒否されており、これでは車椅子の人が安心してUDタクシーを利用することはできません。

国交省のホームページによると、健康な方はもちろんのこと、足腰の弱い高齢者、車椅子利用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の方など、誰もが利用しやすい、みんなに優しい新しいタクシー車両であり、町中で呼び止めてもよし、予約してもよしの誰もが普通に使える一般のタクシーとして開発され、運行されています。これを読む限りでは、障害者の方だけではなく、誰でも気軽に利用できるように思いますが、現状は流しでもつかまりにくい状況ですから、予約までも断られる対応は差別的取扱い以外の何物でもありません。

このような乗車拒否がなくならない背景には、ドライバー不足が大きな原因であると考えます。また、国交省は、ユニバーサルデザインタクシーの割合について、今年度末までに二五%をUDタクシーにするという目標を立てていますけれども、資料五のとおり、ほとんどの自治体で目標が達成できておらず、UDタクシーの普及が遅れています。

全国どこに行っても、障害を理由に乗車拒否されず、安心してUDタクシーに乗れるように、台数を増やすとともに、ドライバーの増員を早急に確保していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

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