木村英子 (れいわ新選組)

2025年4月17日・第217回国会 参議院 国土交通委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 160 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 168 発言)

れいわ新選組の木村英子です。

本日は、障害者の方が飛行機を利用する際のトイレ問題について質問します。

公共交通機関は地域で生活するために欠かすことのできないインフラですが、障害者にとってはバリアが多い現状にあります。障害者の方が交通機関を使って外へ出るときにちゅうちょしてしまう大きな理由の一つにトイレの問題があり、どこに行くにも悩みの種になっています。

トイレのバリアの解消については、公共施設や公衆トイレなど、車椅子の方が利用できるスペースの設計標準など、幾度か国土交通委員会の質疑で取り上げてきましたけれども、交通機関のトイレのバリアフリー化はまだまだ遅れています。例えば、車椅子の人が飛行機でトイレを利用する際に、客室乗務員から構造上などの理由でトイレの利用を断られたり、差別的な対応をされている障害者の方がたくさんいます。

例えば、資料二では、脊髄性筋萎縮症の方が海外旅行をするために飛行機を利用しようとしたところ、おむつはどうですかと言われたそうです。

海外の事例では、資料一のネット記事によれば、二〇二二年に、下半身麻痺で車椅子で生活をしている方がイギリスのニューカッスル国際空港から飛行機に搭乗後、トイレに行きたいと客室乗務員にお願いしたところ、通路用の車椅子はないので無理ですと言われ、上半身の力を使い、床をはいずるようにして通路を進み、トイレに向かったそうです。その際に客室乗務員から、障害者はおむつをはいて搭乗するんですよ、二十七年間航空会社で働いているけど障害者のおむつ着用が問題になったことはありませんよといった言葉を投げかけられ、その方は当時を振り返って、おむつをするべきだとあのような状況で直接言われたことは侮辱的でしたと語っています。

私の友人も、最近、飛行機に乗った際に、客室乗務員から我慢してくださいとか、おむつははけないのですかと言われ、差別的な発言にとても激怒し、今後はやめてほしいと訴えたと聞いています。

障害者の方は、構造上トイレに行くことができない上に、人に迷惑を掛けたくないという思いからトイレを我慢してしまう方がいる中で、その上、おむつをしてくださいと言われたときの屈辱的な思いは、次に飛行機を乗ることさえちゅうちょしてしまいます。

障害があっても、旅行や仕事など、ほかの人たちと同じように自由に飛行機を利用して社会参加をしたいと望んでいる人はたくさんいます。今後、障害のある人たちへの対応を改善していくためにも、合理的配慮の在り方など、当事者を交えての検証を含め、定期的な意見交換会などを開催していただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。

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