石破茂 (自由民主党)内閣総理大臣

2025年6月9日・第217回国会 参議院 決算委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 39 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 230 発言)

関係閣僚会議では何を議論するかということでございますが、農政全体は、食料安定供給・農林水産基盤強化本部というものがございまして、そこで農政全体を議論いたします。その下で米政策を中心として議論するという形で閣僚会議を運営してまいりたいと思っております。

結論をいつ得るかということになりますと、新たな食料・農業・農村基本計画を踏まえまして、令和九年度に向けた水田政策の在り方を検討するということになりまして、そのスケジュール感の下で充実した議論を行ってまいりたいと思っております。

私は、来し方行く末というんでしょうか、基本法農政というのがございました。昭和三十年代のことでございます。そこのキーワードは、選択的拡大ということがキーワードでした。これから先、規模はどんどん拡大していくだろうと、それによってコストも下がるだろうという選択的拡大という構想でした。これがなぜ挫折したのかということはきちんと検証していかなければならないと思っております。

もう一つは、価格弾力性が小さい米という商品をどのように流通させるかということでございます。食料品は価格弾力性が低いので、多少の供給の変動によって価格は物すごく上下をいたしますが、大臣がお答え申し上げましたように、一年で倍というのは一体これ何だということでございます。一体どうしてこういうことが起こったのかというのを徹底的に検証しませんと答えは出てきません。

そこにおいて、いかにしてコストを下げるか。価格は市場によって決まっていくのだけれども、農家の所得、一生懸命努力した方々、コスト削減に取り組んだ方々、輸出に取り組んだ方々、コストを削減しませんと輸出なんてできませんから、そういう方々に対して、国民の皆様方の税金を使って、それをいかにして補償していくべきか、補填していくべきかというのが議論になると思っております。

委員が冒頭御指摘になりましたように、特に米は、日本のように傾斜が急峻で、連作障害が起きないように水が流れていくという国だからこそ日本国の今日がございますので、この米をないがしろにするということは、日本国の存立そのものが危うくなることだと私は考えております。

委員の御指摘を踏まえながら、充実した議論を行ってまいります。

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