岩渕友 (日本共産党)

2025年3月27日・第217回国会 参議院 経済産業委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 175 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 208 発言)

LNGなんですけれども、JERAと電力八社の二〇二四年度の第三四半期のLNG消費量は過去十年で最小となっているんですね。また、都市ガス用を含む天然ガスの推移で見ても、同じように過去十年で最小となっているんです。

さらに、この間、報道もされていますけれども、LNGの運搬船が竣工ラッシュになるその一方で、輸送需要の伸びが追い付かずに、用船料が高値だった二〇二二年の九十分の一に値下げをされているというふうにこれ報道されているんですよね。

ところが、第七次エネルギー基本計画では、LNGの安定供給確保だということで、国内消費に加えて、日本企業の外―外取引を含むLNG取扱量一億トンの目標を維持するというふうにあるんですよね。

じゃ、この外―外取引の実態どうなっているのかということで見ていきたいと思うんです。

資料の一を見ていただきたいんですけれども、これは日本のLNGの再販量の推移と日本のLNG国別の輸入量、これ二〇二三年度のものですけれども、比較したものです。

日本のLNGの再販量は、二〇二三年度には、最大の輸入国で日本の総LNG輸入量の四一%を占めているオーストラリア、このオーストラリアからの輸入量を上回っているんですよね、グラフ見ていただければ分かるように。

それで、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構、JOGMECですよね、このJOGMECのデータを基に、「環境・持続社会」研究センター、JACSESというところがあるんですけれども、ここが試算をした資料によれば、日本企業のLNG、外―外取引の規模は二〇二八年には五〇%を超える見通しだというふうに言われています。

日本のLNGの大半が長期契約になっていますけれども、長期契約のLNG価格と再販するLNGの価格を比較をしますと、最近は長期契約価格の方が高くなって、再販をすると損をする状況だというんですよね。実際、JERAは二〇二〇年に九十四億円の損失、そして九州電力は二〇一九年後半に百三十億円もの損失を出しているんですね。再販によって出た損失について、電気料金に上乗せをされることになれば国民負担が増えることになるんじゃないか、こういう懸念があります。

そもそも、化石燃料を輸入することで国費が海外に流出することになるわけですから、それは国益にも逆行するということになるんだと思うんですね。

これ、実態と合わない外―外取引を含むLNGの取扱量一億トン、この目標は見直すべきではないでしょうか。

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