原科幸彦東京科学大学名誉教授/千葉商科大学前学長

2025年6月10日・第217回国会 参議院 環境委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 123 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 133 発言)

今お話しになったようなことでございまして、ちょっと私の資料の四というところですね、こういう図がありますね。これを見ていただくと、連邦政府は、簡易アセス、スクリーニングにつなぎますね。それで、今、実は日本の配慮書段階のやり方、結構、簡易アセスに似ているんですよ。つまり、簡易アセスは既存資料だけを使います。だから、新たな大掛かりな調査要らないんです。だからやりやすいんですよね。

大事なことは、計画情報を公開することによって、まず人々が信用してくれるというのかな、考えてくれるんですよ。そこで既存情報を基に情報を提供して、特に計画案、A案、B案、C案という複数案を出すことによって、どういう配慮をしてほしい、これが分かるんですよね。これが大変大事なんです。

ということで、私が先ほど申し上げた経験で言いますと、実際には三か月程度で終わりましたね。事業規模四十億円でコストは五百万ぐらいですか、だから〇・一%程度ですね。だから、普通の事業者にとっては本当に、もう十分負担できます。しかし、その結果、地域の方々が大変理解してくれますから。

ですから、限られた情報で、今手に入る情報を使ってつくるのが簡易アセスです。そこで、先行するアセス図書がどんどん蓄積されていれば、環境情報がもうありますから、それ活用できるわけですよ。だから、そこと連動しまして、そのことによって非常に簡便で、しかも事業主体が環境配慮を前向きにやっていれば、それをみんなが見てくれますから、これこそSDGsなんですよね。情報公開がベースですから、SDGsは。だから、TCFDとかTNFD、みんなこれ情報公開がベースですから、これが一番大事なところですね。

だから、簡単なチェック。例えばです、新国立競技場の計画、あれ、私、最初、NHKのニュースでぱっと見たんですよ。三十秒ぐらいしか映らない。さっと見たら格好いいんですよね、いいなと思ったんですよ。ところが、後でこの絵をしっかり見たら、あの大きさは明治神宮絵画館に比べてめちゃくちゃバランス悪いんですよ。絵一枚見ただけで、あっ、これは駄目だと思いますね。だから、その程度の情報でもいいんですよ、極端に言えば。そういう考え方ですね。つまり、既存のデータをベースにして分かりやすい情報を伝える、それによって判断できますよ。そこでしっかり対応していれば、一般の人は分かります。

それで、いろんなところで反対運動出ますけど、経験少ないから過剰な要求するんです。たくさんやっていれば相場観が分かるので、余りめちゃくちゃな要求しなくなるんですよ。私は長野の経験でそう思いましたね。きちんとやっていればめちゃくちゃな要求しません。本当は反対派の大将は本書いているぐらいの人ですから、その人が公開の場で分かったと言ってくれたんですよ。だから、たくさん経験することによって、みんな、そんなにおかしな議論は出てこないと思いますね。だから、簡易アセスは本当に役に立ちます。是非これは入れてもらいたいですね。

前後のやりとり

119の発言を見る

127の発言を見る