原科幸彦東京科学大学名誉教授/千葉商科大学前学長

2025年6月10日・第217回国会 参議院 環境委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 105 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 133 発言)

済みません。手を挙げてしゃべる癖が付いていないので、済みませんでした。

そうですね、これは難しいんですよね。二〇〇六年か七年に環境省がつくったSEA検討会、これでかなり議論しまして大分問題が明らかになって、しかも共通のガイドラインを作るまで行ったんですよね。法制化にもそれは反映するところまで行ったんですけど、ブレーキが掛かっちゃったんですね。だから、これは本当に難しいと思うんですけど。

ただ、本当に世界はそういうことをやっていまして、実は国際協力分野では国際標準の仕組みになります。JICAは、改定ガイドライン、二〇一〇年に作りましたけど、そこではマスタープラン、つまり上位の計画段階のSEAやっています、導入しました。だから、日本の仕組みでできないわけじゃないんですけど、どういうわけか国内の仕組みは遅れているんですよね。

だから、これがどうなのかという、更に皆さん一緒にちょっと分析して検討していただきたいんですが、私は、これはやる価値があるし、日本の組織だってやっているところあるわけだから、できないわけがないと思うんですね。だから、まずそういうことは、重要な分野からでも始めていただきたいと思いますね。

その前に、まず、こういうアセスメントとかが本当に社会的に効果あるということを国民が学習するためには、幅広くアセスメントを経験するように、簡易アセスメントですよ。中国は年間四十万件、五十万件やっていますから。アメリカが十万件、日本は最近、百前後、昔は二十件ですからね。だから、アセスというものに接触する機会がとても少ないんです。これが、簡易アセスだから事業者もやるの簡単ですから負担感ないですよ。でも、それによって、いいことをやっている事業者は評価されます。SDGsですよね、評価されますよ。だから、プラス両方あるんですよね。そういう社会に変わっていけば、その上でSEAに進むことができると思いますけどね。

だから、そういうふうに、まずは事業アセスの改善を更に進めていただいて、併せてSEAの導入を考える。ただ、考えるばっかりで五十数年やっているわけですから、しかもガイドラインまで作ったのにこれがポシャったんだから、もう一回あれを見直してやってもらいたいと思います。だから、十年後と言わず、五年後を目標にやってください。

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