原科幸彦東京科学大学名誉教授/千葉商科大学前学長

2025年6月10日・第217回国会 参議院 環境委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 92 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 133 発言)

これはとても難しいんですけど、ただ、今のお話の例がありますから、やれないことはないんですよね。結局、あの長野県の例は、首長、田中康夫知事がそういうことをやってくれたおかげでいったんですね。だから、そういう首長の判断があれば結構できますよ。だから、そういった事例をだんだん積み重ねることがとても大事だと思いますね。日本でやったことないから、やっぱりそれは、できるかはみんな心配しますよねということなんです。

アメリカの場合も、随分長い民主主義の手続の歴史がありまして、例えばこのNEPAを作るときには、民主党、共和党、それぞれ随分議論したんですよね。だから、議会、しっかり議論するんですよ。それによって中身がだんだん詰まってきたんですよ。この制度、あたかも民主党がつくったように思いますが、実は共和党の政権ですよ。ニクソン大統領が一九七〇年一月一日にサインしたんですから。ですから、双方が歩み寄ってつくるのがそういう仕組みなんですね。そういった風土が日本でもできないとなかなか難しいとは思いますけど、ただ、さっきみたいな例も地域ではできていますから、そういうものを参考にすれば私は可能性があると思います。

そこで、これから我々は考えるべきは、例えば国会の議論、委員会はもっと議論してくださいよ、熟議。一方的に説明して、後という格好じゃなくて、本会議でも本当は議論してもらいたいですね。そういうしっかり議論するようなカルチャーに変えていかないと、社会はなかなか変わっていかないと思いますね。だから、国会自体が変えていただく。例えば、先ほども言いました、参議院で是非目的を、第一の目的を、六文字削除ぐらいは今回皆さんで議論して変えてもらいたいですね。そういうことがあれば社会変わっていきますよと思います。

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