要するに、閣議決定し国連に提出した日本の国別削減目標、NDC、この極めて低い削減目標ですら実現できないシナリオを政府は想定しているということだと思います。
資料二に、同じく資源エネルギー庁の二〇四〇年度におけるエネルギー需給見通し関連資料からシナリオ別エネルギー起源CO2排出量を添付いたしました。
ここにある、一、再エネ拡大、二、水素・新燃料活用、三、CCS活用などが十分進まない場合、右端のようにCO2排出量が増えるリスクシナリオになるということだと思います。
資料三に、産経新聞の記事が分かりやすかったので添付いたしました。
赤線引いていますけれども、リスクシナリオでは、二酸化炭素、CO2排出量は、既に公表済みのメインシナリオの一・五倍に達すると、火力発電に頼るため、液化天然ガス、LNGはメインシナリオより最大四割多く必要になるということであります。私は、これはとんでもないシナリオだと思いますよ。こんな裏シナリオを作ることは、国内外の人々を欺くものであり、国際約束に対する誠実さを欠くものであると言わなければなりません。
産経新聞の記事には、リスクシナリオは再エネが拡大しないほか、燃焼時にCO2を出さない水素、アンモニアの燃料活用や、CO2を回収し地中に貯留するCCS技術が普及しないケースを想定するとあります。要するに、三つのリスクがあるということなんですね。これは、経産省の説明よりも非常に分かりやすい説明がされております。
そこで、リスクとされるものを一つ一つ検証したいと思います。
まず、経産省に伺いますが、再エネが拡大しないリスクというのは一体どういうものですか。
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浅尾慶一郎(自民)環境大臣・内閣府特命担当大臣(原子力防災)
気候変動は人類共通の待ったなしの課題であり、主要排出国を含む全ての国の取組が重要であることに変わりはありません。また、脱炭素の取組は現在の世界的な潮流になっていると考えております。
我が国としては、先月閣議決定した地球温暖化対策計画などに基づき、二〇五〇年ネットゼロに向け脱炭素と経済成長の同時実現を目指し、揺らぐことなく気候変動対策に取り組んでいくことが重要であると考えております。また、国際社会に対しても、このような我が国の考え方を様々な機会を通じてしっかりと説明してまいります。
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山下芳生(共産)
揺らぐことなく気候変動対策に取り組むんだということですが、ちょっと心配なことが私はあるんですね。
資料一に、資源エネルギー庁のエネルギー基本計画の概要から、参考、二〇四〇年における新たなエネルギー需給見通しを添付いたしました。赤線引いたところにあるんですけれども、参考、新たなエネルギー需給見通しでは、二〇四〇年度七三%削減実現に至る場合に加え、実現に至らないシナリオ、六一%削減も参考値として提示とあります。
今日は経済産業省にも出席いただいておりますが、この実現に至らないシナリオ、いわゆるリスクシナリオとは何ですか。リスクシナリオを作成した理由は何で…
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150木木原晋一資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官
お答え申し上げます。
二〇四〇年度のエネルギー需給見通しでは、二〇四〇年度温室効果ガス七三%削減、二〇五〇年カーボンニュートラルを前提に、再エネ、水素など、CCSなどの分野において技術革新が実現することを想定した上で、将来のエネルギー需給の姿を一定の幅でお示ししております。
御指摘のいわゆるリスクシナリオは、それとは別に、二〇五〇年カーボンニュートラル実現に向けて更なるイノベーションは不可欠であるところ、二〇四〇年度時点において脱炭素技術の開発が期待されたほど進展せず、コスト低減等が十分に進まないような事態にもエネルギーの安定供給を確保するべく、参考…
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- (上の発言)
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山下芳生(共産)
要するに、閣議決定し国連に提出した日本の国別削減目標、NDC、この極めて低い削減目標ですら実現できないシナリオを政府は想定しているということだと思います。
資料二に、同じく資源エネルギー庁の二〇四〇年度におけるエネルギー需給見通し関連資料からシナリオ別エネルギー起源CO2排出量を添付いたしました。
ここにある、一、再エネ拡大、二、水素・新燃料活用、三、CCS活用などが十分進まない場合、右端のようにCO2排出量が増えるリスクシナリオになるということだと思います。
資料三に、産経新聞の記事が分かりやすかったので添付いたしました。
赤線引いていますけれども、リスクシナリオでは、二酸化炭素、CO2排出量は、既に公表済みのメインシナリオの一・五倍に達すると、火力発電に頼るため、液化天然ガス、LNGはメインシナリオより最大四割多く必要になるということであります。私は、これはとんでもないシナリオだと思いますよ。こんな裏シナリオを作ることは、国内外の人々を欺くものであり、国際約束に対する誠実さを欠くものであると言わなければなりません。
産経新聞の記事には、リスクシナリオは再エネが拡大しないほか、燃焼時にCO2を出さない水素、アンモニアの燃料活用や、CO2を回収し地中に貯留するCCS技術が普及しないケースを想定するとあります。要するに、三つのリスクがあるということなんですね。これは、経産省の説明よりも非常に分かりやすい説明がされております。
そこで、リスクとされるものを一つ一つ検証したいと思います。
まず、経産省に伺いますが、再エネが拡大しないリスクというのは一体どういうものですか。
152木木原晋一資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官
再生可能エネルギーに関しましては、今回のエネルギー基本計画においても拡大していくという見通しを出しております。さらに、技術革新を更に進めていくということで、ペロブスカイト型の太陽発電、あるいは洋上風力におきましても、浮体式の洋上風力発電などの技術開発も全力で進めてまいりたいというふうに考えております。
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山下芳生(共産)
ちょっと答えがこのリスクシナリオとかみ合っていないんですよ。
リスクがあるとしているんですよ。リスクがあって、予定したような技術開発ができなかった場合に温暖化ガスの排出量が増えちゃうと。その一つに再エネの技術が進展しない場合ってあるんですよ。今、進展します、頑張りますと言っているじゃないですか。どんなリスクがあるか聞いているんです。
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154木木原晋一資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官
リスクに関しましては、外的な要因でございまして、国の政策としましては、このエネルギー基本計画、需給見通しに向けて、再生可能エネルギーの更なる拡充、それから技術開発を全力で取り組むという方向で進めてまいりたいと考えております。
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