鈴木準株式会社大和総研常務執行役員

2025年2月25日・第217回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 196 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 243 発言)

御質問ありがとうございます。

今先生おっしゃったように、多数回該当の適用など、疾病が重い方あるいは長期療養の方にきめ細かく配慮をするということを国会でまさに深い議論をしていただいておるということに、本当に心から敬意を表するところでございます。

一方で、公的医療保険制度の持続可能性を考えますときに、この高療の給付というのは、非常に大きな、高いスピードで増えております。金額も三兆円になろうとしているということで、やはり、保険料の際限のない増加を少しでも抑えるためには、今、賃上げ経済へ移行したこのタイミングで何らか見直す必要があるのではないかというのが私の意見でございます。

巷間の議論を拝見しておりますと、保険料負担を減らすために給付率を調整すると、今度は自己負担が増える。どちらにしても負担だということになってしまって、保険料の負担も患者の負担も全部負担だということですと、その議論あるいは目的が何なのかということがちょっと見失われがちでございます。

この辺り、交通整理していただく必要があると思いますし、それから、疾病が重い方に配慮する高額療養費制度については、そもそもできるだけ高額にならないように、薬剤とか医療技術の費用対効果の仕組みを幅広く導入するですとか、あるいは、二〇一一年当時の政府・与党におかれましては、高額療養費制度を必要としない方々全体を含めて受診時定額負担を導入して、それを高額療養費の方の充実に回そうというような議論もされておられたと思います。

したがいまして、議論を拝見しておりまして、今回の高額療養費制度そのものだけに集中するのではなくて、もう少し全体を見て、何が最適なのかという御議論を更に深めていただけたらありがたいなというふうに思います。

以上です。

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