火災で都道府県を越えた対応というのはこれまでそれほどなかったことだと思いますので、今後のモデルケースにもなると思いますから、是非これは政府も主導して頑張っていただきたいと思いますが、長引いていますので、避難者のケアの話については今お話ありましたが、それに加えまして、被害を受けた方の今後の生活支援ですとか災害廃棄物の処理、あるいは水産業ですとか林野の復旧、こういったものも今後必要になってくると思いますので、是非万全の対応をお願いしたいと思います。
それでは、予算の修正について議論に入りたいと思いますが、今回、本予算の国会における修正というのは、一九九六年以来、二十九年ぶりというものになります。
ここまで、我々も修正案を提出して与野党で協議をしてまいりましたが、ちょっとおさらいをしたいと思うんです。
予算案の修正というのは、政府に対して、これはそもそも話にならないから出し直してくれというやり方と、そうではなくて、出てきたものを国会で国会議員が修正する国会修正という二種類がありますが、今回は、自公維で今検討しているものも、自公が出したものも、あるいは我々立憲民主党が出しているものも、国会による修正です。
この国会による修正については、実は、半世紀前から深遠なる議論があって、要は、余り大幅な修正は駄目だという政府の解釈があります。つまり、内閣には予算提出権というのが憲法上あって、国会には修正権というのがあるんですが、どこまでだったらそこが修正できるんですかということに関して、こういうことらしいんですね。
これは、実は、自民党、公明党が提出している予算の修正案なんですが、元々の原案なので字が小さくて見にくいんですが、下のところの内閣府に、これはどこかの埋蔵金みたいなやつを納付させる修正なので、雑納付金という項目、元々あった項目、項ですね、雑納付金という項の額が増える、これは問題ないんです。ですが、その上のところ、国土交通省の、これは住宅金融支援機構の埋蔵金なんですかね、百四十九億を納付させるという自公の修正案ですが、国土交通省の予算案には雑納付金というのは、政府原案は元々入っていません。それに対して、今回の修正で項を新しく新設しているわけです。
こういったものは我々は大いにやるべきだと思うんです。与野党で協議して、新しい項目が増えることもあるでしょう。ですが、半世紀前の議論から、こういうのはやっちゃ駄目だというのが政府の見解なんですね。これは、今回でもって、こういった項を新設して新しい予算の項目をつくるということは、できるようになったというのが与党の御見解でしょうか。自民党の提出者に伺います。
61
安住淳(立憲)
これにて山田君、鈴木君、田所君の質疑は終了いたしました。
次に、後藤祐一君。
この発言のページ
62
後藤祐一(立憲)
立憲民主党の後藤祐一でございます。
冒頭、ちょっとこれは通告しておりませんが、総理に伺いたいと思います。
岩手県の大船渡市で平成以来最大の山林火災が発生している状況でございますけれども、これまでも都道府県をまたいで、緊急消防援助隊が駆けつけるなど、懸命な消火活動にいそしんでいただいていることには敬意を表したいと思いますし、お亡くなりになった方には御冥福をお祈りしたいと思います。
これまでの対応と今後の鎮圧に向けた見通し、あるいは、避難者支援、復旧に向けた国としての対応、これについての総理の御見解を伺います。
この発言のページ
63
石破茂(自民)内閣総理大臣
政府におきましては、緊急消防援助隊の投入、自衛隊の災害派遣、これらを迅速に行っております。危機管理センターに官邸対策室を設置をいたしました。被災情報の収集、集約、災害応急対策の調整にも当たっておるところでございます。関係機関が連携いたしまして、住民の皆様方の安全保護に努めておるところでございますし、二月二十六日、火災を認知をした日でございますが、直ちに災害救助法の適用決定をいたしております。
二月二十八日には関係閣僚会議を開催をいたしました。消防、自衛隊が一体となった消火活動、良好な避難生活環境の確保、お住まいが被害に遭われた方々に対する生活再建支援、…
この発言のページ
- (上の発言)
64
後藤祐一(立憲)
火災で都道府県を越えた対応というのはこれまでそれほどなかったことだと思いますので、今後のモデルケースにもなると思いますから、是非これは政府も主導して頑張っていただきたいと思いますが、長引いていますので、避難者のケアの話については今お話ありましたが、それに加えまして、被害を受けた方の今後の生活支援ですとか災害廃棄物の処理、あるいは水産業ですとか林野の復旧、こういったものも今後必要になってくると思いますので、是非万全の対応をお願いしたいと思います。
それでは、予算の修正について議論に入りたいと思いますが、今回、本予算の国会における修正というのは、一九九六年以来、二十九年ぶりというものになります。
ここまで、我々も修正案を提出して与野党で協議をしてまいりましたが、ちょっとおさらいをしたいと思うんです。
予算案の修正というのは、政府に対して、これはそもそも話にならないから出し直してくれというやり方と、そうではなくて、出てきたものを国会で国会議員が修正する国会修正という二種類がありますが、今回は、自公維で今検討しているものも、自公が出したものも、あるいは我々立憲民主党が出しているものも、国会による修正です。
この国会による修正については、実は、半世紀前から深遠なる議論があって、要は、余り大幅な修正は駄目だという政府の解釈があります。つまり、内閣には予算提出権というのが憲法上あって、国会には修正権というのがあるんですが、どこまでだったらそこが修正できるんですかということに関して、こういうことらしいんですね。
これは、実は、自民党、公明党が提出している予算の修正案なんですが、元々の原案なので字が小さくて見にくいんですが、下のところの内閣府に、これはどこかの埋蔵金みたいなやつを納付させる修正なので、雑納付金という項目、元々あった項目、項ですね、雑納付金という項の額が増える、これは問題ないんです。ですが、その上のところ、国土交通省の、これは住宅金融支援機構の埋蔵金なんですかね、百四十九億を納付させるという自公の修正案ですが、国土交通省の予算案には雑納付金というのは、政府原案は元々入っていません。それに対して、今回の修正で項を新しく新設しているわけです。
こういったものは我々は大いにやるべきだと思うんです。与野党で協議して、新しい項目が増えることもあるでしょう。ですが、半世紀前の議論から、こういうのはやっちゃ駄目だというのが政府の見解なんですね。これは、今回でもって、こういった項を新設して新しい予算の項目をつくるということは、できるようになったというのが与党の御見解でしょうか。自民党の提出者に伺います。
65
松本洋平(自民)
お答えを申し上げます。
国会の予算修正につきましては、従前より、政府から、内閣の予算提案権を損なわない範囲において可能と考えられる、今、後藤委員からお話があったとおりであります、の旨を答弁していると承知をしております。
ただ、項を新設したからといって、一概に内閣の予算提案権を損なうものではなく、個別のケースごとに判断されると考えております。
その上で、今般の予算修正案においては、歳入予算において、国土交通省所管の独立行政法人からの納付金を歳入計上するため、国土交通省主管の雑納付金の項が新たに追加をされておりますが、歳出予算が内閣の支出権限を付与する…
この発言のページ
66
後藤祐一(立憲)
これは、今までの憲法解釈が変わった瞬間なんです。項の新設は認めていなかったんですよ。
これは政府側にもちょっと確認する必要があります。財務大臣、項の新設は国会における予算修正でオーケーということでいいですね。
この発言のページ
67
加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
今、松本提案者からお話がございました、昭和五十二年に、かんかんがくがく議論があって、当初は項の新設そのものがどうなのかという議論もありましたが、最終的に、当時の議論として、先ほどお話がありましたけれども、一概に内閣の予算提案権を損なうものではなく、個別のケースごとに判断されるものという法制局長官の判断が示されているものでございます。
その上にのっとって、今回、ケース・バイ・ケースということになるわけでありますが、政府としては、先ほど、歳入予算における性格として、政府に徴収権限を付与するものではなく、収入の見積りを行うものである、一方で、歳出予算は内閣に…
この発言のページ