禁止よりも公開ということでお話をいただきました。それを捉まえてではないですけれども、私は、禁止より公開、公開するだけではこれは不十分だという具合に思っているわけなんですね。それはなぜかといいますと、今の仕組み、これがそもそも問題ではないかなという具合に私は考えております。
この政治と金の問題につきまして、現在、政治資金規正法に基づいて収支報告書を作成することになっておりますが、その根拠となっている会計帳簿、こちらの方が、一般の企業さんと同じような複式簿記、いわゆる資産、負債、純資産、収益、費用、こういったものを使わない単式簿記というものでやっているわけなんですね。いわゆる収入、支出というものでやっているわけでございます。
こうすると、どうしても記帳されない部分ができます。いわゆる、昔でいいますと大福帳であったりとかお小遣い帳であったりとか、こういうものを使って政治資金を管理しているということが私は非常に問題だと常々考えておりました。
パネルの方をちょっと御覧いただきたいと思うんですが、これは簡単な単式簿記と複式簿記のイメージなんです。
単式簿記では、収入、支出、現金の動きがあったとき、この一つの事実のみを記載をしていく、そして、内容については、備忘という形で内容を書いていくわけなんですけれども、一方、複式簿記といいますのは、借方、貸方というのがありまして、現金預金、こういった支出があったときは、当然、もちろんこれは記載していくわけなんですけれども、なおかつ、その理由につきましても、勘定科目を通じまして記載をしていく、こういう形であります。
次のパネルにちょっと替えていただいたらいいかと思いますけれども、政治資金の帳簿と一般の帳簿との違いということで書かせていただいております。
いわゆる一般的な会計帳簿、複式簿記といいますのは、当然、透明性が高い、そして、財産、収益、費用、こういったものの管理もしていけますよということですが、一方、単式簿記といいますのは、やはり収入、支出だけしか管理することができませんので、実際に何の理由でお金が入ってきたのかなと。例えば、裏金の問題でも、金庫に何百万円ありましたけれども、理由が分かりませんでしたから、帳面につけていませんでしたよという証言がありましたけれども、こういうことも複式簿記ではなくなるという形になります。
確かに、複式簿記でいいますと、少しちょっと会計の知識が必要かなというところはありますが、これはやはり民主主義の根幹を成すということもありますので、是非ともこれはやっていかなければならない。そして、国民の信頼に足る会計帳簿に基づいて、収支報告書であったりとか、そういうものを出していかなければならないという具合に考えております。
そして、この複式簿記によって報告書ができるということでありましたら、透明性の確保はもちろんなんですが、日々の現金等の管理、これも当然できます。そして、なおかつ、さきの臨時国会でもありましたけれども、第三者による外部監査、これにつきましてもしっかりとやることができるようになるんですね。今のざるの会計帳簿、これを幾ら監査しても、正しい会計監査というのは私はできないという具合に思っております。
海外でも、アメリカであったりイギリス、オーストラリアであったり、そういうところはこの方式を採用しております。日本の税理士連合会そして構想日本からも意見書が出ているということで承知をしておりますけれども、我々維新の会は、今国会の中で、複式簿記の法案を提出する予定であります。
そこで、石破総理にお伺いをしたいと思います。
政治資金の透明性を図るため、また、税理士、公認会計士といった専門家による登録政治資金監査人の監査の強化をするためにも、正確な会計帳簿、いわゆる網羅性、秩序性、検証可能性を備えた複式簿記による会計帳簿の必要性と政治資金規正法の改正につきまして、御見解をお伺いいたします。
165
安住淳(立憲)
これにて野田君、奥野君、川内君、今井君の質疑は終了いたしました。
次に、池下卓君。
この発言のページ
166池池下卓(維新)
日本維新の会の池下卓です。よろしくお願いいたします。
まず、この委員会の冒頭に、自民党の小泉委員の方から、我が党、維新の会に連立入りのラブコールをされましたけれども、残念ながら、我々維新の会は是々非々でやっている政党でございまして、合意内容につきましてはしっかりと誠意を持って力を尽くしていきたいと思いますけれども、連立につきましては、ないかという具合に思っております。
その上で、本日、質問の方に立たせていただきたいという具合に思っておりますが、政治と金の問題、昨日、松本参考人からの聴取がありましたので、ちょっとそちらの方は一旦飛ばさせていただきまして…
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167
石破茂(自民)内閣総理大臣
先ほど小泉委員にお答えしたとおりでございますが、私どもは、禁止よりも公開だということで、その度合いをどれだけ上げていくかということ、最終的に主権者たる国民の皆様方の御判断に委ねる、だけれども、その御判断に足るだけの材料をいかに提供するかということは法的にきちんと担保をしなければならないと思っておるところでございます。
委員が先ほど来御指摘になっておられます政治のゆがみ、お金をもらっている人の声の方が大事であって、くれる人の声の方が大事であって、一票を入れる人の声は大事ではないということはあってはならないことだと思っております。
ですから、その公開性、…
この発言のページ
- (上の発言)
168池池下卓(維新)
禁止よりも公開ということでお話をいただきました。それを捉まえてではないですけれども、私は、禁止より公開、公開するだけではこれは不十分だという具合に思っているわけなんですね。それはなぜかといいますと、今の仕組み、これがそもそも問題ではないかなという具合に私は考えております。
この政治と金の問題につきまして、現在、政治資金規正法に基づいて収支報告書を作成することになっておりますが、その根拠となっている会計帳簿、こちらの方が、一般の企業さんと同じような複式簿記、いわゆる資産、負債、純資産、収益、費用、こういったものを使わない単式簿記というものでやっているわけなんですね。いわゆる収入、支出というものでやっているわけでございます。
こうすると、どうしても記帳されない部分ができます。いわゆる、昔でいいますと大福帳であったりとかお小遣い帳であったりとか、こういうものを使って政治資金を管理しているということが私は非常に問題だと常々考えておりました。
パネルの方をちょっと御覧いただきたいと思うんですが、これは簡単な単式簿記と複式簿記のイメージなんです。
単式簿記では、収入、支出、現金の動きがあったとき、この一つの事実のみを記載をしていく、そして、内容については、備忘という形で内容を書いていくわけなんですけれども、一方、複式簿記といいますのは、借方、貸方というのがありまして、現金預金、こういった支出があったときは、当然、もちろんこれは記載していくわけなんですけれども、なおかつ、その理由につきましても、勘定科目を通じまして記載をしていく、こういう形であります。
次のパネルにちょっと替えていただいたらいいかと思いますけれども、政治資金の帳簿と一般の帳簿との違いということで書かせていただいております。
いわゆる一般的な会計帳簿、複式簿記といいますのは、当然、透明性が高い、そして、財産、収益、費用、こういったものの管理もしていけますよということですが、一方、単式簿記といいますのは、やはり収入、支出だけしか管理することができませんので、実際に何の理由でお金が入ってきたのかなと。例えば、裏金の問題でも、金庫に何百万円ありましたけれども、理由が分かりませんでしたから、帳面につけていませんでしたよという証言がありましたけれども、こういうことも複式簿記ではなくなるという形になります。
確かに、複式簿記でいいますと、少しちょっと会計の知識が必要かなというところはありますが、これはやはり民主主義の根幹を成すということもありますので、是非ともこれはやっていかなければならない。そして、国民の信頼に足る会計帳簿に基づいて、収支報告書であったりとか、そういうものを出していかなければならないという具合に考えております。
そして、この複式簿記によって報告書ができるということでありましたら、透明性の確保はもちろんなんですが、日々の現金等の管理、これも当然できます。そして、なおかつ、さきの臨時国会でもありましたけれども、第三者による外部監査、これにつきましてもしっかりとやることができるようになるんですね。今のざるの会計帳簿、これを幾ら監査しても、正しい会計監査というのは私はできないという具合に思っております。
海外でも、アメリカであったりイギリス、オーストラリアであったり、そういうところはこの方式を採用しております。日本の税理士連合会そして構想日本からも意見書が出ているということで承知をしておりますけれども、我々維新の会は、今国会の中で、複式簿記の法案を提出する予定であります。
そこで、石破総理にお伺いをしたいと思います。
政治資金の透明性を図るため、また、税理士、公認会計士といった専門家による登録政治資金監査人の監査の強化をするためにも、正確な会計帳簿、いわゆる網羅性、秩序性、検証可能性を備えた複式簿記による会計帳簿の必要性と政治資金規正法の改正につきまして、御見解をお伺いいたします。
169
村上誠一郎(自民)総務大臣
池下委員の御質問にお答えします。
御指摘の複式簿記の導入については、昨年六月に成立した政治資金規正法の一部を改正する法律の参議院政治改革に関する特別委員会の附帯決議において、政治資金の適正化、透明化を図るため、適時に、正確な会計帳簿の作成や、複式簿記の導入などを含め、会計の在り方について検討を行うこととされたことを承知しております。
現在、政治団体の会計帳簿や収支報告書については、政治資金規正法の規定に基づき、政治団体の個々の収入や支出の流れを国民に明らかにすることを目的に、現金の出入りが生じた際に記載する現金主義の考え方を原則としたものとなっていま…
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170池池下卓(維新)
大臣の方から御答弁いただきましたけれども、まさに政治資金は、国民の関心が非常に高いところであるかと思っております。
実効的な仕組み、これが必要であるという旨の御答弁をいただいたかと思うんですけれども、今まさに確定申告のシーズンでございます。個人商店の方々もほとんどが青色申告をやられまして、複式簿記を使われておりますので、本当にこれは一般的なものだと思うんですね。
そして、私も税理士の資格を持っておりますけれども、今、技術が非常に進みまして、スマートフォンのアプリで領収書の写真を撮りますと、それがそのまま会計帳簿の方に転記される、そういう仕組みもありま…
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171
村上誠一郎(自民)総務大臣
お答えします。
現在の総務省の会計帳簿、収支報告書作成のソフトは、政治資金規正法における現金主義の考え方の下、法律上作成が求められる会計帳簿と収支報告書を簡便に作成できるようにするために提供しております。
仮に、今先生が言われたように、各党各会派で御議論の結果、政治団体の会計帳簿や収支報告書に複式簿記が導入されることとなった場合には、作成ソフトについても改めて検討する必要がある、そのように考えております。
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