次に、私立高校までの完全無償化の導入を行っていくとした場合には、併せて、大きな影響が予想される公立高校への支援も検討しておく必要があると考えます。
私立、公立のどちらに行っても授業料が無償となった場合には、今まで経済的理由で制限があり、行けなかった子が私立高校を選択する、そのパターンが増加することが予想され、逆に、公立を選択する子が増えるという逆の状況は、政策上は考えにくいわけです。
私の地元高知県では、高校生の生徒数が約一万五千人で、私立に通っている生徒が約五千人、三分の一、三〇%で、公立が約一万人、三分の二であります。高知県が少し他県と違っているのは、私立に強力な進学校が多数あり、公立高校に合格できなかった生徒の受皿に私立がなるという側面が余り、少ないところでございます。
もう一つは定員の問題で、他県では、そもそも公立の定員だけでは全ての高校生を受け入れる定員数がなく、私立があることで全員が高校進学できる受皿、パイが整っている状況であると思いますが、高知県の場合は、実は今、公立高校の定員充足率が七〇%を切っております。そう考えると、先ほど言ったように、私立に三〇%程度通っておりますので、合わせると一〇〇%ですので、そもそも公立高校には十分全ての高校生を受け入れる受皿があるのですけれども、公立高校は、先ほど言ったような定員の確保に苦しんでいる状況が見られます。
実際には、地方における公立高校の存在は、総理が力を入れておられる地方創生にも大きな影響力があり、私のところにも、何とかして地域に高校を残してほしいという多くの皆さんからの強い訴えがあります。
そこで、私立高校への完全無償化については、慎重な議論とともに、公立高校の魅力化の更なる推進を図っていくことが極めて重要であると思いますが、公立高校の魅力化の取組の現状について総理にお伺いしたいと思います。お願いします。
321
あべ俊子(自民)文部科学大臣
先進事例の成果、課題について捉えておくことがまさに重要だと私どもも思っておりまして、誰も取り残さない質の高い教育の上で、今、高校段階の教育費の負担軽減を考えるに当たりましては、取組を開始した大阪府また東京都の先行事例の成果、課題を踏まえることが重要でございます。例えば、大阪の仕組みは、いわゆるキャップ制と言われているところでございまして、具体的には、学校の授業料の支援金額を上回る場合に差額分を学校が負担する必要があるものと承知しております。
その上で、高校の授業料無償化に関しましては、一般論で申し上げれば、教育基本法の規定の趣旨に鑑みまして、特に、私立…
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322山山崎正恭(公明)
次に、現在、高校無償化について、大阪や東京でも対象となっているのは授業料の無償化です。所得制限を撤廃することにより、現在の所得制限の対象となっている高所得者層の生徒、家庭に対して授業料支援が拡充されます。
そこで、我々公明党としましては、高校段階の就学支援については、その部分のみではなく、所得に対する教育費の負担が重い低所得者層の生徒に対して、例えば、私立高校へ進学した場合などは、授業料以外の経費、例えば教科書代や教材費、学用品や教科外活動費の負担が大きいとも言われておりますので、そういった授業料以外の経費の支援にも取り組むべきだと考えますが、文部科学…
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あべ俊子(自民)文部科学大臣
高校段階の就学支援に関しまして、これまで御党と相談と協議を重ねに重ねまして、所得制限を設けることで捻出した財源により低所得者世帯への支援を拡充するなど、安定財源を確保させていただきながら、その充実に共に取り組んでまいりました。
文部科学省といたしましては、授業料の支援のほかに、教育費の家庭負担が重い低所得者世帯に対する支援を充実するために、授業料以外の教育費を支援する高校生等奨学給付金につきまして継続的に給付額を増額してきたところでございまして、高校段階の教育費の負担軽減につきましては、御党と取り組んできた低所得者世帯への支援にも配慮をさせていただきな…
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- (上の発言)
324山山崎正恭(公明)
次に、私立高校までの完全無償化の導入を行っていくとした場合には、併せて、大きな影響が予想される公立高校への支援も検討しておく必要があると考えます。
私立、公立のどちらに行っても授業料が無償となった場合には、今まで経済的理由で制限があり、行けなかった子が私立高校を選択する、そのパターンが増加することが予想され、逆に、公立を選択する子が増えるという逆の状況は、政策上は考えにくいわけです。
私の地元高知県では、高校生の生徒数が約一万五千人で、私立に通っている生徒が約五千人、三分の一、三〇%で、公立が約一万人、三分の二であります。高知県が少し他県と違っているのは、私立に強力な進学校が多数あり、公立高校に合格できなかった生徒の受皿に私立がなるという側面が余り、少ないところでございます。
もう一つは定員の問題で、他県では、そもそも公立の定員だけでは全ての高校生を受け入れる定員数がなく、私立があることで全員が高校進学できる受皿、パイが整っている状況であると思いますが、高知県の場合は、実は今、公立高校の定員充足率が七〇%を切っております。そう考えると、先ほど言ったように、私立に三〇%程度通っておりますので、合わせると一〇〇%ですので、そもそも公立高校には十分全ての高校生を受け入れる受皿があるのですけれども、公立高校は、先ほど言ったような定員の確保に苦しんでいる状況が見られます。
実際には、地方における公立高校の存在は、総理が力を入れておられる地方創生にも大きな影響力があり、私のところにも、何とかして地域に高校を残してほしいという多くの皆さんからの強い訴えがあります。
そこで、私立高校への完全無償化については、慎重な議論とともに、公立高校の魅力化の更なる推進を図っていくことが極めて重要であると思いますが、公立高校の魅力化の取組の現状について総理にお伺いしたいと思います。お願いします。
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石破茂(自民)内閣総理大臣
ありがとうございました。
公立高校の魅力化ということは、施設もそうですが、同時に教育の内容、高知県なら高知県、徳島県なら徳島県、愛媛県なら愛媛県、鳥取県なら鳥取県、県立高校が多いわけでございますが、そこの特色ある教育というものができる、そういうような教育の内容も魅力化の一つだと思っております。
もう一つは、先ほど来答弁しております文科大臣と一緒に、私は、随分長く、農林水産高校を応援する議員連盟というものをやってまいりました。例外ももちろんございますが、農業高校、水産高校、林業高校、もちろん工業高校もございますし、農業、商業高校もあるのですが、そういう…
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326山山崎正恭(公明)
総理、ありがとうございました。
そういった分野の本当に連携も非常に重要であると思いますし、今、実は、かなりよい事例も出てきているというふうに思います。ただ、やはりどうしても校長先生の経営手腕に頼っているところもありまして、特に地方、郡部ほど校長先生の異動も早かったり三年スパンだったりしますので、そういった個人の手腕だけじゃなくて、やはり基礎自治体なんかと、いかにして高校とともに地域が活性化していくのか、もう一段の取組を是非強力に推し進めていただけたらというふうに思います。
次に、今、全国の教育現場が教員不足で悲鳴を上げています。第二次ベビーブームによ…
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あべ俊子(自民)文部科学大臣
委員のおっしゃるように、教育はまさに人なりでございまして、この学校教育の成否はまさに教師に懸かっているところなので、教職の魅力を向上させて、教師に優れた人材を確保することが重要だというふうに私どもは考えております。
また、委員がおっしゃるように、教職調整額を段階的に一〇%ということとともに、教師の職務、勤務状況に応じた処遇、また学校担任の手当の加算などを図るところにしているところでございますが、教師の処遇改善を始め、教師を取り巻く環境整備のための所要の経費を計上するとともに、給特法を本国会に出させていただきます。
またさらに、やはり委員がおっしゃるよ…
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