森重樹農林水産省輸出・国際局長

2025年3月12日・第217回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 122 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 212 発言)

お答え申し上げます。

今、品種開発のコストの負担のお話であったかと思いますけれども、新しい品種を開発するにおきましては、一般的に、育成者が多大な投資を行うことが必要でございます。優良な品種を持続的に開発していくためには、育成者が開発コストを回収し、新品種の開発に投資していく、こういう好循環をつくっていくことが重要と考えてございます。

この品種開発コストは、育成品種を利用することで利益を受ける品種利用者が許諾料として負担すべきものとなってございます。ただ、我が国の実態といたしまして、農業生産上重要な食用作物や果樹品種の多くが公的機関によりまして普及を目的に開発されているという現状がございまして、これを背景に、許諾料が政策的に低廉に設定されていることが多いというところも実情でございます。

こうした中、委員御指摘のように、現場の生産者が品種本来の開発コストや経済的価値を認識していただくということは、品種保護の意識を高める観点からも重要と考えてございまして、農林水産省としては、育成者が、品種本来の価値に見合った許諾料を示しながら、品種の利用者に応じた許諾料を設定するように推進するということで進めているところでございます。

あわせまして、我が国の優良品種を活用いたしまして戦略的に海外ライセンスを設定する、こういうことを進めまして、海外からのビジネスベースでの許諾料収入による品種開発コストの回収でございますとか、新品種開発への投資を促進する、こういったいわゆる知財サイクルの確立を進めていく考えでございます。

前後のやりとり

118の発言を見る

126の発言を見る