田中邦裕一般社団法人ソフトウェア協会会長/さくらインターネット株式会社代表取締役社長

2025年4月16日・第217回国会 衆議院 内閣委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 66 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 237 発言)

河西先生、ありがとうございます。

私自身が起業家でございまして、高専在学中に十八歳で起業いたしました。

そういう意味でいいますと、当時のインターネットの起業環境は非常によくて、というのも法律が何もなかったという状況であります。ですので、通信事業者としての登録だけは、登録といいますか届出だけは必要でしたけれども、それ以外の規制はほとんどなくて、起業環境としては非常によかったというふうに思っています。

そういった意味でいうと、やはり、変化が大きいときこそ規制がなくて、そしてチャンスをつかみやすい。大手さんも動きが遅いので、そこに先んじて入ることができるということが言えます。

そういった意味でいうと、既にITに関しては復活不可能なぐらいに後れを取っているわけでもありますし、今更IT起業家が出てきても成功する確率というのは非常に低いわけですけれども、事AIでいいますと始まったばかりの状況にあります。大手さんもそれほど強いわけではございません。

また、松尾参考人からありましたように、GENIACという経産省さんのGPU資源、これは非常に有効に動いておりまして、スタートアップさんがしっかりとGPUを確保して、成長できる余地を持っているということがあります。

私は実はエンジェル投資家でもありまして、七十社ほどエンジェル投資をしているんですけれども、やはり最近の若い二十代の方というのはAIスタートアップをかなりつくってきていて、結構伸びているというのがあります。正直ITの起業というのは上場もできないというぐらいにひどい状況にありますけれども、AIのスタートアップであるとか、あと、ディープテックと呼ばれるような大学発のしっかりと技術を持ったようなスタートアップというのは、上場を目指して、実際に高いバリュエーションで上場している事実もございます。

そういった企業が出てくることで、加えて、そういった企業は比較的高い給与で社員を雇っています。ですので、高い成長をする企業が日本で大きく伸びていき、それらを支援することで結果として従業員にも給与を上げていく。

実は、当社も、手前みそながら、昨年度は一五%の賃上げをしたわけなんですけれども、実際に、よい人が入ってきますし、大企業さんはどんどんどんどん若い人が転職していくというふうに言われますけれども、逆に当社は若い人たちがたくさん転職してきてくださっていて。

やはり、人の流動化が激しくなる中で、結果的に、労働力がどんどん不足するわけですから、どんどんどんどん待遇をよくしないと、そして生産性をよくして新しい産業を取り組まないと、人を確保できなくなって、この五年でいろいろなことが変わるんじゃないかと思っています。

ですので、このAIの変化の激しいときに、スタートアップも、またチャレンジする企業も伸びていくような社会になるのではないかなというふうに考えております。

以上でございます。ありがとうございます。

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