生貝直人一橋大学大学院法学研究科教授

2025年4月16日・第217回国会 衆議院 内閣委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 46 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 237 発言)

ありがとうございます。

御指摘のような非常に重要な問題に関しては、一つは、やはり我が国だけで対応することがどうしてもできない問題、このことについて、本法案の中でも、特に国際連携、そして規範形成に対する貢献の我が国の在り方ということを非常に重視されておりますけれども、そのことをしっかり進めていく。

そして、当然、もう一つは、やはり目下、様々、もしかすると行われ得る、あるいは既に行われているかもしれない干渉から我が国の国民というものをどのように守っていくかということ。

例えば、このことに関しましては、これまでも既に話題として出ておりますディスインフォメーション、あるいはフェイクニュースの問題。これは国際的には、二〇一八年、一九年のケンブリッジ・アナリティカ問題、政治的なその国の決断というものに対して、外国からの干渉があったのかなかったのか。このことについては、アメリカでもヨーロッパでも、そしてEUでもイギリスでも、検証に基づいて、実際にそれが行われて、どのような手法が取られていて、どのような影響があったのかということを徹底的に、数百ページ、数千ページに及ぶような分析をして、報告書というものを作っているわけでございますね。

そして、私も、我が国のフェイクニュース対策等に関わる様々な政策議論にも関わらせていただいてきたのですけれども、その中で、やはり比較的最近になるまで、例えばそういったインフルエンスオペレーションが行われているのかどうかということを徹底的に検証している組織や機能というものが我が国に存在するのかどうかというのが、実はよく分からなかったというのがあります。なかったとしたら大変な問題なわけでございます。

今はしっかり、恐らく様々な形でされているというふうに思うのですけれども、先ほどディープシークの言及もございましたけれども、やはりそのことをしっかり徹底的に検証していく、そして、国民に対して分かりやすく、その避け方を検討する。そういったことが、この法案に基づく体制整備とリスク管理というところで進められていくことを非常に期待するところでございます。

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