ありがとうございます。
確かに先生がおっしゃるように、アメリカは自衛権の行使で出る、日本は警察権になるという、グレーゾーンのときにはかなり、そういう面では枠組みの違いは生じるんですけれども、ただ、行為主体を見ますと、アメリカもFBI、警察権を持っている司法省とサイバー軍が一緒に活動をしております。今回、やはりこの法案で初めて日本で警察と自衛隊が一緒にサイバー攻撃に対応するんだ、そこは自衛権か警察権かという差はありますけれども、ただ、アメリカもほかのヨーロッパ諸国も、警察と軍隊がやはり一緒にサイバー攻撃に対応しているというのはフランスでもありますので、今回この法案で初めて日本がそういう体制をつくれるようになるということになります。
そこのグレーゾーンの事態の国際的な協力は、恐らく国際司法共助という形で、カウンターパートの警察組織と密接に連携をしてやっていくことになると思いますが、この一歩は非常に大きいと思いますので、サイバー攻撃に対処する上では、警察と自衛隊がやはり一緒に初めて活動できるようになるという法案の意義は非常に大きいというふうに思っております。
113緒緒方林太郎政府参考人など
最後に、黒崎参考人、高見澤参考人、大澤参考人にお伺いしたいんですが。
今は事態認定のところでシームが生じるんじゃないかという話をしましたが、今度、諸外国と連携してやるときのその対応の中にシームができるのではないかという懸念というのはやはりあると思うんですね。
サイバー攻撃を広く主権侵害と捉える国もありますし、アメリカは原発やダムの攻撃についても武力攻撃だという見解を持っているんですが、これは十年前から私はこの件をずっと聞き続けているんですけれども、日本はどうですかと言ったら、アメリカの実行を参考にしていますとしか言わないんです、参考にしていますとしか…
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114黒黒崎将広防衛大学校総合安全保障研究科教授
お答えいたします。
おっしゃる点は、本当に実務的にも重要だと思います。
結論から申し上げますと、やはり異なる枠組みである以上、しかしながら、運用でそこをそろえるしかないということになろうと思います。
ただ、国際法の観点から、それを前提に申し上げますと、やはりアメリカは認定権が全然日本と違う。やはり、事態認定は閣議決定事項であるというのが日本でございます。しかも、武力攻撃事態ということになると、戦後初めて日本が武力の行使をするとか、非常に重い政治決定が、戦後初になるし、そういうことはあってはならないわけですが。アメリカとは全然違う、まず政治状況とか歴…
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115高高見澤將林東京大学公共政策大学院客員教授/公益財団法人笹川平和財団上席フェロー
基本的に、今黒崎参考人がおっしゃったとおりだと思いますけれども、私は、制度が違いますので、必ずそこは違いがあると。
それから、今までのプランニングとかトレーニングの中で同じ形だと思っていたことが、そのときの政治家の意思によって突然変わるということも逆にあると思いますので、そういったことを前提としながら何をやればいいかということになると、やはり、ふだんからの要するに情報の共有、あるいは人の行き来に厚みをつけるというようなこと、それから、いろいろな共同の計画、共同のプランニングをしっかりしておくということ、最後には、いろいろなそういったことに対するリスクの…
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- (上の発言)
116大大澤淳公益財団法人中曽根康弘世界平和研究所主任研究員
ありがとうございます。
確かに先生がおっしゃるように、アメリカは自衛権の行使で出る、日本は警察権になるという、グレーゾーンのときにはかなり、そういう面では枠組みの違いは生じるんですけれども、ただ、行為主体を見ますと、アメリカもFBI、警察権を持っている司法省とサイバー軍が一緒に活動をしております。今回、やはりこの法案で初めて日本で警察と自衛隊が一緒にサイバー攻撃に対応するんだ、そこは自衛権か警察権かという差はありますけれども、ただ、アメリカもほかのヨーロッパ諸国も、警察と軍隊がやはり一緒にサイバー攻撃に対応しているというのはフランスでもありますので、今回この法案で初めて日本がそういう体制をつくれるようになるということになります。
そこのグレーゾーンの事態の国際的な協力は、恐らく国際司法共助という形で、カウンターパートの警察組織と密接に連携をしてやっていくことになると思いますが、この一歩は非常に大きいと思いますので、サイバー攻撃に対処する上では、警察と自衛隊がやはり一緒に初めて活動できるようになるという法案の意義は非常に大きいというふうに思っております。
117緒緒方林太郎政府参考人など
終わります。
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大岡敏孝(自民)
これにて参考人に対する質疑は終了いたしました。
この際、一言御挨拶を申し上げます。
本日は、参考人の皆様におかれましては、貴重な御意見をいただき、また的確な御答弁をいただきました。誠にありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。(拍手)
次回は、来る四月二日水曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時四十八分散会
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