土谷晃浩財務省国際局長

2025年4月2日・第217回国会 衆議院 財務金融委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 97 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 139 発言)

お答え申し上げます。

IICにつきましては、今回の増資によって得られます三十五億ドル、これを元にいたしまして、貸付債権の証券化を含め、効果的な民間資金動員を図ることによりまして、二〇三三年までにこの地域で全体として千二十億ドルのプロジェクトを実施する予定としております。

IICは、この資金を、エネルギー、デジタル、農業といった分野に優先的に投融資しまして、ビジネスの発展を支援するとともに、女性、貧困、脆弱層といった分野への支援も行い、社会的課題への解決にも取り組むこととしております。

このように、今後IICが支援分野や規模を拡充し、中南米・カリブ地域で更に重要な役割を果たしていくことが見込まれる中、政府としましても、日本企業とIICの連携を強化することによりまして、日本企業の同地域へのビジネス展開の支援につなげていくことが重要と考えております。

IICも、同様の考えから、IDBグループがアジアで唯一東京に事務所を設置してございまして、そこを活用して、日本企業とのマッチングを行うセミナー、これを随時開催してございまして、日本企業との関係性を更に強化する観点から、IICの専任スタッフを新たに東京事務所に設置したところでございます。また、本年二月にIDB総裁が来日した際には、総裁が出席の下、中南米事業に関心を持つ日本企業を招きましてビジネスセミナーも開催いたしました。

さらに、日本企業にとってなじみの深いJBICに加えまして、今般、JICAとIICとの間で民間協調融資の新たな融資枠組みを設けることによりまして、JICAやJBICを通じまして日本企業とIICとの結びつきを強める、こうした取組も実施しているところでございます。

こうした取組を通じまして、今後、日本企業が、拡充するIICを活用して、中南米・カリブ地域への進出や業務拡大を進める機会が増えることを期待しているところでございます。

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