五十嵐徹人国土交通省鉄道局長

2025年4月9日・第217回国会 衆議院 国土交通委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 128 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 177 発言)

お答え申し上げます。

JR北海道におきましては、国鉄債務等処理法に基づく支援措置の活用を念頭に、北海道新幹線札幌延伸開業も契機として、二〇三一年度、令和十三年度に経営自立することを目標に掲げました長期経営ビジョンを二〇一九年、平成三十一年四月に策定をし、経営改善の取組を進めており、国としても必要な支援を行ってまいりました。

他方、委員から御指摘もございましたけれども、北海道新幹線札幌延伸につきましては、有識者会議におきまして、完成、開業は現段階ではおおむね二〇三八年度末頃の見込みだが、相当程度の不確実性が残るため、トンネル貫通に一定のめどが立った時点で改めて全体工程を精査して開業時期を定める必要があるなどとする報告書が取りまとめられ、三月の十四日に公表されたところでございます。

JR北海道の経営自立に向けましては、まずはJR北海道において、先ほど答弁で御紹介いたしましたが、現在の中期経営計画に基づき、二〇二六年度、令和八年度までの間に経営改善に向けた取組を一層深度化及び加速化していただくことが何より重要であるというふうに考えております。

国土交通省といたしましては、北海道新幹線札幌延伸事業の進捗状況を含めたJR北海道の経営改善の状況などを踏まえ、JR北海道の経営自立に向けた必要な支援の在り方について、今後検討していくことになるものと考えております。

また、北海道新幹線札幌延伸に伴いまして、沿線自治体の同意を得てJR北海道から経営分離することとされております函館本線函館―小樽間につきましては、函館―長万部間のいわゆる海線及び長万部―小樽間のいわゆる山線のそれぞれで、北海道庁が中心となった地元協議会が設けられ、旅客輸送の在り方の議論が進められているものと承知をしておるところでございます。

このうち、山線につきましては、地元協議会におきましてバス転換をすることが確認されたものと承知しており、引き続き、協議会の事務局である北海道庁が主導し、地域の関係者と丁寧な議論を重ねていただくことが重要であると考えております。

また、海線につきましては、鉄道物流に関して全国的な観点からの議論が必要であることから、地元での旅客輸送の議論と並行して、国土交通省と北海道庁が連携して有識者検討会議を設置し、鉄道物流の在り方に関する諸課題の解決に向けた議論を進めております。

国土交通省といたしましては、北海道新幹線札幌延伸事業の進捗状況や旅客輸送に係る地元協議会での議論の動向を踏まえつつ、海線に係る有識者検討会議での議論を深め、必要な対応を検討してまいります。

以上でございます。

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