間隆一郎厚生労働省年金局長

2025年5月28日・第217回国会 衆議院 厚生労働委員会 第22号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 58 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 384 発言)

お答えいたします。

ただいま御指摘いただきましたように、在職老齢年金制度は、納めていただいた保険料に応じた給付を行うことが原則である社会保険の例外的な仕組みでございまして、一定以上の賃金を得ている方に年金制度の支え手に回っていただくものでございます。

この制度については、高齢者の就労を促進する観点から見直す必要があるとの御意見もある一方で、それを単純に廃止をいたしますと、将来世代の給付水準を低下させることへの懸念、こういった御意見もあることを踏まえて、今回の法案では、そこをバランスさせたといいましょうか、支給停止の基準額の引上げを行うこととしたものでございます。

その上で、在職老齢年金制度の見直しを検討する一環で、業界団体のお声などもお伺いし、また、一部個社などの御意見もお伺いしておりますけれども、例えば、運輸関係、小売関係、あるいは製造業の関係などから、やはり調整を懸念するような声は聞いておりまして、経営者以外の従業員につきましても、人材確保や技能継承等の観点から高齢者活躍の重要性がより一層高まっているけれども、在職老齢年金制度を意識した就業調整が存在しているといった声を伺っているところでございます。

また、あくまでマクロのあれではございますが、世論調査におきましても、約三割の方が、年金額が減らないように就業時間を調整しながら会社などで働くというふうに六十代後半の方がお答えになられているということでございます。

こうしたことから、今回の見直しは企業側及び労働者側双方のニーズに応えるものである、このように受け止めているところでございます。

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