経営は悪化、赤字は増える、本当に深刻な状態ですよね。病床利用率は上昇傾向にあるんです。診療報酬など医業収益は若干増加しているんですけれども、人件費、材料費、委託費、そして水光熱費、こうした経費が収入を上回っています。診療報酬は公定価格で、医療機関だけの努力ではもう赤字解消には限界があるとみなさなければなりません。
六つの病院団体は、病院が危機的状況、地域医療は崩壊寸前、このままでは、ある日突然、病院がなくなりますと国民に対して訴えています。現に、病院、診療所の倒産は、二〇二四年、昨年、これは過去最高です。六百四十一件に上ったと帝国データバンクが発表しています。経営危機が医療崩壊につながるということでは、労使が認識を一致しています。それほど深刻な状況にあります。
政府は、処遇改善の加算があるから労働者の給与引上げは大丈夫と言ってきましたけれども、全く大丈夫ではありません。昨年の補正予算の審議、このときよりも更に深刻な状況となっています。物価上昇率が二・七%に対して、診療報酬本体の改定率は〇・八八%、賃金が物価上昇に全く追いついていません。看護師などの離職に歯止めがかかっていません。
大臣、この状況、どうしますか。臨時の期中の改定、必要じゃないんでしょうか。更なる支援の上積みが必要となるんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
311大大坪寛子厚生労働省健康・生活衛生局長
お答え申し上げます。
先ほど大臣からも御答弁ございましたけれども、除斥期間の起算点につきましては、令和三年の最高裁におきまして、まず、再発した場合の考え方、これがお示しされたところでございます。我々といたしましては、その考え方に基づき、同様の事案につきましては、既に昨年八月から救済を開始しているところでございます。
先生が御指摘の今回の再々発型、これにつきましては、現在、福岡高裁の仲介の下で、国と弁護団及び原告団との間で協議を行わせていただいております。裁判所における協議が継続中でありますことから、現在、御指摘いただいております福岡高裁の所見について…
この発言のページ
312
田村貴昭(共産)
真摯に協議に向き合って、そして現に苦しんでおられるB型肝炎の患者さん、被害者をあたうべく救済していただきたい、そのことを強く要望したいと思います。
続いて、医療機関の経営危機とその対策について質問します。
医療、介護、福祉労働者の賃上げが極めて低調な状況にあります。日本医労連の調査によりますと、今年の春闘で、ベースアップと手当の両方でどちらもなかったと回答した組合が実に七四・六%です。ベースアップの提案なんですけれども、あったのは二五%の組合で、その平均額は月二千一円、昨年実績の三千五百十一円よりも千五百十一円も減少している。ボーナスなどを含めた全体…
この発言のページ
313森森光敬子厚生労働省医政局長
お答え申し上げます。
委員御指摘の令和七年三月に公表されました六病院団体緊急調査においては、令和六年六月から十一月までの医療機関の状況につきまして、対令和五年度同時期で医業利益率はマイナス五・二%からマイナス六・〇%、〇・八%の悪化、経常利益率はマイナス一・〇%からマイナス三・三%、二・三ポイントの悪化に変化をしております。
また、医業利益が赤字の病院の割合、これにつきましては六四・八%から六九・〇%へ四・二ポイントの増となっております。また、経常利益が赤字の病院の割合は五〇・八%から六一・二%、一〇・四ポイントの増と変化していることが示されていると…
この発言のページ
- (上の発言)
314
田村貴昭(共産)
経営は悪化、赤字は増える、本当に深刻な状態ですよね。病床利用率は上昇傾向にあるんです。診療報酬など医業収益は若干増加しているんですけれども、人件費、材料費、委託費、そして水光熱費、こうした経費が収入を上回っています。診療報酬は公定価格で、医療機関だけの努力ではもう赤字解消には限界があるとみなさなければなりません。
六つの病院団体は、病院が危機的状況、地域医療は崩壊寸前、このままでは、ある日突然、病院がなくなりますと国民に対して訴えています。現に、病院、診療所の倒産は、二〇二四年、昨年、これは過去最高です。六百四十一件に上ったと帝国データバンクが発表しています。経営危機が医療崩壊につながるということでは、労使が認識を一致しています。それほど深刻な状況にあります。
政府は、処遇改善の加算があるから労働者の給与引上げは大丈夫と言ってきましたけれども、全く大丈夫ではありません。昨年の補正予算の審議、このときよりも更に深刻な状況となっています。物価上昇率が二・七%に対して、診療報酬本体の改定率は〇・八八%、賃金が物価上昇に全く追いついていません。看護師などの離職に歯止めがかかっていません。
大臣、この状況、どうしますか。臨時の期中の改定、必要じゃないんでしょうか。更なる支援の上積みが必要となるんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
315
福岡資麿(自民)厚生労働大臣
先ほど調査もお示しいただきましたが、医療機関においては今大変厳しい状況に直面していると認識をしております。
政府といたしましては、令和六年度診療報酬で賃上げ等に関する措置を講じましたが、その後も物価高騰等が続いております中で、補正予算において、重点支援地方交付金の積み増しに加えまして、緊急的な支援パッケージによる医療機関への支援を盛り込み、令和七年度予算では、低所得者に配慮しながら、医療機関の入院時の食費基準の引上げなどを行ったところでございます。
まずは必要な支援が現場に行き届くよう取り組みますとともに、これから現場に行き届く補正予算の効果であった…
この発言のページ
316
田村貴昭(共産)
診療報酬後の改定で病院を見たところ、経営体を見たところ、大変な状況にある。だから、今すぐの手だてが必要なんです。
WAM、福祉医療機構は、赤字医療機関支援のために、無利子の経営資金、長期運転資金融資を創設すると新たに打ち出したというふうに聞いております。有利子では負担の減少にならないという声に応えて、無利子枠を設けたというふうにされています。
多くの医療機関は、高額の医療機器の購入等のために多額の借金を抱えています。コロナ禍で実施されたWAMの新型コロナ対応融資でも借金を増やしています。この借金がどういう影響を与えているか。
資料を一枚お配りしてい…
この発言のページ
317
福岡資麿(自民)厚生労働大臣
先ほども申し上げましたように、令和六年度の報酬改定であったり、その後の補正予算、令和七年予算の対応については説明をさせていただきました。これらの取組の効果や足下の情勢変化もよく把握した上で必要な対応を検討していきますが、その間、資金繰りが厳しくなり、地域で医療が継続できなくなる事態は避けなければなりませんから、目下の対応といたしまして、医療機関であったり介護施設に対する福祉医療機構の融資を大幅に拡充することとし、今月八日より申請の受付を開始したものでございます。
引き続き、物価の動向、経営状況など、足下の情勢変化もよく把握しながら、必要な対応については…
この発言のページ