鹿沼均厚生労働省保険局長

2025年4月16日・第217回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 271 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 328 発言)

お答えいたします。

まず最初に、そのランドの医療保険実験についてでございます。

委員御指摘のランド実験は、国民皆保険ではない米国において六十五歳未満の方を対象とした実験でございまして、公的医療保険制度が大きく異なる日本の後期高齢者医療制度にそのまま研究結果を当てはめることは、慎重にちょっと考えていかなきゃいけないかなというふうに思っています。

なお、ランド実験では、一般的には、自己負担があることによる健康状態への悪影響は認められなかったが、例外として、最も貧困で健康状態の悪い方については、一部の項目において、自己負担がないグループの方が健康状態がよい結果となったというような結果も出ているというふうに承知しております。

一方で、自己負担割合を引き上げることに伴う健康への影響でございますが、受診行動と健康状態の関係については、個人の健康には様々な要因が関係すると思っておりますので、一概に、自己負担割合の見直しに伴う受診行動の変化のみに着目して、健康状態に影響を与えるかどうかを評価することはなかなか難しいというふうに考えております。

いずれにいたしましても、高齢者の自己負担割合に関する見直しを行うに際しては、必要な受診について、できる限り抑制を招かないような丁寧な検討が必要だというふうに思っております。

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