御質問ありがとうございました。
まず、太陽光、太陽熱から水の電気分解を行って水素を作る、それ自体は全然反対いたしません。グリーン水素、むしろ、太陽を使って水素を作るというのは世界の主流だと思っております。
ただ、申し上げましたように、日本の場合、太陽光発電の稼働率は一二%なので、それで水の電気分解をやりますと、電解装置の稼働率が下がってしまい、コストが上がってしまうので、原子力も使ってみてはどうかというのが私の考えです。
それから、水素脆化の話が出てきましたけれども、非常に面白い対比がありまして、日本の都市ガス業界は五〇年に向けて合成メタンでいこうとしているんですが、ヨーロッパの都市ガス業界はそうではなくて、水素を直接都市ガスに使おうとしています。ここでちょっと見解が非常に分かれるんですが、ヨーロッパのガス業界に聞きますと、水素脆化の問題はもう既に技術的にクリアされていると申しています。日本の場合は、そうでないという議論がかなり強くありますので、そこら辺のところを今後精査していく必要があるんじゃないか。
夢のある話、具体的に新潟県でいいますと、多分、合成燃料を作る上で極めて重要なのはメタノールという製品なんですけれども、これを日本で一番作っている工場が、三菱ガス化学の新潟工場というところがあります。ここは非常に水素をたくさん必要としています。
それから、柏崎にリケンピストンリングの工場がありますが、ヨーロッパでカーボンフットプリントが厳しくなりますと、部品工場で二酸化炭素を出している、そういうような工場で関わっている自動車は売れなくなるという将来像が出てきますので、部品工場での二酸化炭素を回収して、水素と合わせてカーボンリサイクルを実現するというのは極めて大事でありまして、そういう新潟県の産業発展にとっても、柏崎刈羽で水素を作ってそこに供給するというやり方が一番の地元メリットになるのではないかというふうに思っております。
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宮川伸(立憲)
時間になりましたので、終わりにします。
どうもありがとうございました。
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江渡聡徳(自民)
次に、村上智信君。
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50村村上智信(維新)
日本維新の会の村上智信でございます。
原子力特別委員会におきましては、最初の質問になります。
アドバイザリーの先生方、本日は大変貴重な話をありがとうございました。
私は、選挙区としては福岡県の東の方、十一区になるんですけれども、そこら辺は原発があるわけでもなく、かなり遠くまで行かないとないものですから、選挙区内で原発について聞かれることは余りないんですけれども、ただ、たまたま原子力発電所のバルブを作る会社が地元にありまして、岡野バルブというんですけれども、そこの方からはやはり言われます、早く再稼働してほしいと。柏崎刈羽、そこにバルブを納めているそう…
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- (上の発言)
51橘橘川武郎アドバイザリー・ボード会員/国際大学学長
御質問ありがとうございました。
まず、太陽光、太陽熱から水の電気分解を行って水素を作る、それ自体は全然反対いたしません。グリーン水素、むしろ、太陽を使って水素を作るというのは世界の主流だと思っております。
ただ、申し上げましたように、日本の場合、太陽光発電の稼働率は一二%なので、それで水の電気分解をやりますと、電解装置の稼働率が下がってしまい、コストが上がってしまうので、原子力も使ってみてはどうかというのが私の考えです。
それから、水素脆化の話が出てきましたけれども、非常に面白い対比がありまして、日本の都市ガス業界は五〇年に向けて合成メタンでいこうとしているんですが、ヨーロッパの都市ガス業界はそうではなくて、水素を直接都市ガスに使おうとしています。ここでちょっと見解が非常に分かれるんですが、ヨーロッパのガス業界に聞きますと、水素脆化の問題はもう既に技術的にクリアされていると申しています。日本の場合は、そうでないという議論がかなり強くありますので、そこら辺のところを今後精査していく必要があるんじゃないか。
夢のある話、具体的に新潟県でいいますと、多分、合成燃料を作る上で極めて重要なのはメタノールという製品なんですけれども、これを日本で一番作っている工場が、三菱ガス化学の新潟工場というところがあります。ここは非常に水素をたくさん必要としています。
それから、柏崎にリケンピストンリングの工場がありますが、ヨーロッパでカーボンフットプリントが厳しくなりますと、部品工場で二酸化炭素を出している、そういうような工場で関わっている自動車は売れなくなるという将来像が出てきますので、部品工場での二酸化炭素を回収して、水素と合わせてカーボンリサイクルを実現するというのは極めて大事でありまして、そういう新潟県の産業発展にとっても、柏崎刈羽で水素を作ってそこに供給するというやり方が一番の地元メリットになるのではないかというふうに思っております。
52村村上智信(維新)
ありがとうございました。
カーボンリサイクル、確かに、それに水素を使うというのはアイデアとして勉強になりました。
次に、近藤所長に質問したいと思います。
今日のお話の中で、リスクが高ければ対策は厳しくして、低ければそれに応じて軽い対応でいいんじゃないかという話をされた上で、テロ対策、テロの行為については設計基準外の事象として捉えていいんじゃないか、国際的にもそういうふうなものなんだという話をされていました。
もし、ほかの国がちゃんと議論した上でそういうふうに設計基準外ということにしているんだったらいいんですけれども、しかし、ほかの国がちゃんとリス…
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53近近藤駿介アドバイザリー・ボード会員/東海大学国際原子力研究所所長
お答えいたします。
急いで言いますと、今のような御質問は私が答えるべきではなくて、規制当局に質問されてしかるべきだと思うんですけれども。つまり、そういう議論をした上で選択をしたということが国民の皆さんに説明されることが大事だというふうに申し上げたいと思うんですが、私のささやかな勉強の上では、やはりポイントは、国防システムとのリンケージをどうするかです。つまり、そういう異常な飛行について国防システムが対応できるかどうかですね。
卑近な例でいえば、例えば、ロシアがオホーツクで韓国の飛行機を、民間機を撃墜しました。あれは領空侵犯だから、ぱっぱとやっちゃった…
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54村村上智信(維新)
ありがとうございました。
続けて近藤先生にお願いしたいんですけれども、原子力発電所のテロ対策、これが結局、過剰じゃないかという御指摘になっているんだと思いますけれども、今のテロ対策の規制において具体的にどこら辺が過剰なのか、もし二、三、例を、先生が思う過剰な部分について、例を教えていただけたらと思います。
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