大島堅一アドバイザリー・ボード会員/龍谷大学政策学部教授

2025年5月15日・第217回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 63 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 93 発言)

お答え申し上げます。

今の手挙げ方式は私も十分ではない、むしろ手挙げ方式だと、一番高レベル放射性廃棄物処分において重要なのは、科学的に最も安全なところを見つけて、そこに処分することだというふうに思います。

今の手挙げ方式は、手を挙げた人が、手を幾つか上がってきたところから選ぶというものなので、本当に科学的に日本において最も最適なところかというと、そうではない制度になっているわけですね。

それはとても大事なことで、ドイツの場合は、二〇一七年に最終処分選定法ができましたけれども、これまでのやり方を踏まえて、二つやはり決めたわけですね。もちろん国が選定プロセスを決めるんですけれども、それが国民の信頼性がないと、ただ単に何か原子力発電所の見つけていくプロセスと同じになってしまうことになるので、両面なんですね。一つは、科学的にきちんと選定する。もう一つは、国民的な参加のプロセスを始めから入れ込むということです。科学的なプロセスと国民的な参加が伴走する形でいくというふうにしました。

その仕組みを取るに当たって、一年から二年かけて非常に長い議論をしているわけです。決め方を決めているわけです、まず。決め方を決めるプロセスで民主的にやるということがまずは大事で、今、走りながら決めているというような感じが私はしています。文献調査の在り方の、対話の在り方はどうあるべきかというのが分からないままやってみたりとか、走りながらではなくて決め方をまずしっかりと議論して決めるということが、むしろ遠回りに見えて実は早いというふうに思っております。

以上です。

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