ありがとうございます。
確かに、継続的な安全性や信頼性、そういったものが最重要であって、ないがしろにしてはいけないというのは誰しもが思うところではありますが、先ほど総合的というような文言がございましたけれども、私は、現在のこの市場環境を踏まえれば、その限りではないのかなというようなところもあります。
また、答弁の中で、初めてのBWRの工事というようなところがありました。全く情報がない中なわけであります。すなわち、先行して着手している他の特重の情報というのも秘匿性の観点からもらえない、まさに手探り状態の中で、その厳しい状況下で、五年という期限、状況によって無理があるのであれば、柔軟的に、柔軟性を持って変えていくのではというような考えを持っておりますが、これは今日のところは意見として申し述べるのみとさせていただきます。
では次に、原子力発電の議論全体について伺ってまいります。
特重工事の遅延について、一部には不安をあおるような報道も見受けられます。しかし、誤った情報や偏った情報が拡散されることで社会に分断を生むことは避けなければなりません。
再稼働に慎重な立場の方々も、電力の安定供給が必要である、そのこと自体は理解をされているわけです。ただ、技術面の議論、理屈だけでは納得できない思いがあるのだろうと思います。万が一の事故への恐怖、未来世代への責任感、情報が隠されているのではないかという不信感、こうした感情ですとか価値観をしっかり尊重して、政府としての丁寧な説明をしていくべきだと考えております。
一方では、再稼働をしないことに伴うリスク、これもまた丁寧に説明をしていく必要があると思います。電力不足や経済負担の増大、海外依存が高まることによるエネルギー安全保障の問題、温室効果ガスの問題、こうした現実的な課題を冷静かつ具体的に提示することも必要です。
この十四年間、政府は、技術的安全性を高めて、説明を繰り返してきております。それは正しいことですし、王道だと思いますが、言葉を選ばず言いますと、ただ、慎重な立場の方にはそれが響いていない、刺さっていない、論理と感情がかみ合っていないような、そうした感覚を私はこの間ずっと覚えてきております。
再稼働によって国民を不幸にしようなんて思っている人は誰一人いないわけで、技術的な根拠を基に、ちゃんと国民の感情ですとか価値観に寄り添って、冷静に具体的に相互理解を進めるアプローチが必要だと考えますが、この点、政府としてどのように取り組んでいくのか、お考えをお聞かせください。
38山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えをいたします。
特定重大事故等対処施設は、重大事故等対処施設のうち、故意による大型航空機の衝突やテロリズムなどにより炉心の著しい損傷が発生した場合などにおいても、原子炉格納容器の破損による敷地外への放射性物質の異常なレベルの放出を抑制するため、可搬型設備を中心といたしました重大事故等対策の信頼性を向上させることを目的として設置を求めたものでございます。
このため、特定重大事故等対処施設は対策の信頼性を向上させるためのバックアップという位置づけであることから、その設置には本体施設の設計及び工事の計画の認可後五年の経過措置を設けているところでござい…
この発言のページ
39
岡野純子(国民)
規制委としては、これは故意のテロが起こった際のバックアップ施設、可搬型のSA設備もあるということでありまして、これをもってリスクに大きな影響を与えるものではない、そういった見解かと思います。
では、立地地域としてはどうかと見てみますと、これは報道によりますが、新潟県の花角知事は、工期延長そのものが再稼働の判断に直接的な影響はないのではないかといったようなことを述べられているところであります。
では、今規制委員長からの御答弁にありました設置期間五年間の期間について伺ってまいりたいと思います。
今回の工期延長の背景、先ほどの答弁の中にも様々ございました…
この発言のページ
40山山中伸介原子力規制委員会委員長
お答えをいたします。
委員からお尋ねの経過措置期間については、特定重大事故等対処施設における安全上の位置づけや、事業者が当該施設を新たに設置するに当たり、審査、工事等に必要な期間等を総合的に判断をいたしまして、平成二十八年一月に、本体施設の工事計画の認可の日から五年と設定をさせていただいたものでございます。
東京電力福島第一原子力発電所事故の重要な教訓の一つといたしまして、継続的な安全性の向上を怠ってはならないということがございます。
規制委員会としては、特定重大事故等対処施設の設置は、重大事故等対策の信頼性を向上させるという意味において、継続的な…
この発言のページ
- (上の発言)
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岡野純子(国民)
ありがとうございます。
確かに、継続的な安全性や信頼性、そういったものが最重要であって、ないがしろにしてはいけないというのは誰しもが思うところではありますが、先ほど総合的というような文言がございましたけれども、私は、現在のこの市場環境を踏まえれば、その限りではないのかなというようなところもあります。
また、答弁の中で、初めてのBWRの工事というようなところがありました。全く情報がない中なわけであります。すなわち、先行して着手している他の特重の情報というのも秘匿性の観点からもらえない、まさに手探り状態の中で、その厳しい状況下で、五年という期限、状況によって無理があるのであれば、柔軟的に、柔軟性を持って変えていくのではというような考えを持っておりますが、これは今日のところは意見として申し述べるのみとさせていただきます。
では次に、原子力発電の議論全体について伺ってまいります。
特重工事の遅延について、一部には不安をあおるような報道も見受けられます。しかし、誤った情報や偏った情報が拡散されることで社会に分断を生むことは避けなければなりません。
再稼働に慎重な立場の方々も、電力の安定供給が必要である、そのこと自体は理解をされているわけです。ただ、技術面の議論、理屈だけでは納得できない思いがあるのだろうと思います。万が一の事故への恐怖、未来世代への責任感、情報が隠されているのではないかという不信感、こうした感情ですとか価値観をしっかり尊重して、政府としての丁寧な説明をしていくべきだと考えております。
一方では、再稼働をしないことに伴うリスク、これもまた丁寧に説明をしていく必要があると思います。電力不足や経済負担の増大、海外依存が高まることによるエネルギー安全保障の問題、温室効果ガスの問題、こうした現実的な課題を冷静かつ具体的に提示することも必要です。
この十四年間、政府は、技術的安全性を高めて、説明を繰り返してきております。それは正しいことですし、王道だと思いますが、言葉を選ばず言いますと、ただ、慎重な立場の方にはそれが響いていない、刺さっていない、論理と感情がかみ合っていないような、そうした感覚を私はこの間ずっと覚えてきております。
再稼働によって国民を不幸にしようなんて思っている人は誰一人いないわけで、技術的な根拠を基に、ちゃんと国民の感情ですとか価値観に寄り添って、冷静に具体的に相互理解を進めるアプローチが必要だと考えますが、この点、政府としてどのように取り組んでいくのか、お考えをお聞かせください。
42久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
お答え申し上げます。
御指摘のとおり、原子力政策は国民の中でも様々な御意見のあるテーマであり、丁寧に議論を重ねていく必要があると考えてございます。
今御指摘いただきましたように、安全、安心に対する御懸念、原子力に対する不安の声もある一方で、安定供給を求める声、地球温暖化問題に責任を持って対応していかなければならないという声もございます。そうした様々な声を真摯に受け止めながら、バランスの取れた電源構成を引き続き追求してまいりたいというふうに考えてございます。
委員御指摘の、我が国が直面しているエネルギーをめぐる困難な状況や再稼働の必要性等について、立…
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43
岡野純子(国民)
ありがとうございます。
そうした安全性などを高めていくという点で、先ほど花角知事のコメントを御紹介申し上げたときに、この工期延長は直接的に影響はないけれども、問題の議論の本質というのは、施設の安全性であったりとか避難の課題、そちら側が本来の本質なんだというような、そういったコメントも併せて述べていらっしゃるところでありますが、直近ではその安全性や避難についてどういった取組を進めていらっしゃるのか、具体的な進捗がありましたらお聞かせください。
この発言のページ
44久久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長
お答え申し上げます。
柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向けては、昨年九月の原子力関係閣僚会議で確認した方針や新潟県からの御要望も踏まえまして、新潟県内全域での住民説明会、新聞、テレビ、街頭広告などの集中広報や、関係府省や新潟県とともに避難路整備に向けた協議の枠組みを立ち上げ、協議を実施するなどの取組を進めております。
また、先週三月十四日、新潟県議会におきまして、資源エネルギー庁、内閣府、原子力規制庁より、エネルギー政策、原子力防災の取組等について説明する機会をいただくとともに、県議会での質疑にも丁寧にお答えさせていただいたところであります。
引き続…
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