2025年4月25日・第217回国会 衆議院 環境委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 185 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 195 発言)

お疲れさまです。本日最後の質問者となりました、無所属の中村はやとです。

今日、SNSで環境委員会で最後に質問させていただくという旨の告知をさせていただいたところ、それはいいんだけれども、四月なのにセミが鳴いているぞ、暑過ぎるということで、環境委員会で何とかしてくれという、大分大きなものを背負わされたなというふうに思ったんですが、しかし、これも笑い話でもなくなってきたなというふうに思いました。

この地球温暖化という問題は、改めて、前回の環境委員会でも米国のパリ協定脱退についての御質問をさせていただいたんですけれども、これは我が国だけでやっていてもしようがないじゃないか、世界で取り組まないんだから、だから二の次なんだということで、どうしても各国、腰が重くなりがちです。

そういった中で、やはり重要なのは、テックを絡めて全世界的に技術革新を求めてこの環境問題に取り組んでいくということだというふうに私は考えているんですが、今日の質問は、このテックが、逆に言いますと、問題を引き起こすケースもあるということを御紹介させていただきながら、質問に入らせていただきたいと思います。

配付資料一に基づきまして、データセンターの電力問題についてです。

データセンターとは、インターネット用のサーバーやデータ通信、固定、携帯、IP電話などの装置を設置、運用することに特化した建物の総称を指します。特に、インターネット接続に特化したものをインターネットデータセンターという場合があります。

デジタル変革が進む現代において、データセンターは企業活動と私たちの生活に欠かせない存在となっております。効率的なデータ管理、強固なセキュリティー、迅速なアクセスの重要性が増している中で、データセンターは、単なるデータ保管の場所を超え、価値を生み出す新たな基盤へと進化しております。

移り変わりの激しいビジネス環境においては、柔軟性が求められます。クラウド移行によってシステムを柔軟に導入、変更することができることから、現在、多くの企業がクラウドを活用しておりますが、データセンターは、そのクラウドのサービスを提供するための重要なインフラストラクチャーであり、今後も必要不可欠な存在として、進化し続けることが予想されております。

そういったことから、現在、国内でもデータセンターがどんどん建設されております。特に、使われなくなった工場や製鉄所の跡地をデータセンターに有効活用する動きが相次いでいます。三菱商事とJFEホールディングスは高炉跡地で、ソフトバンクやKDDIは液晶工場の跡地で、それぞれ稼働を目指し計画を進めております。

調査会社の富士キメラ総研によれば、国内データセンターサービス市場の規模は二九年に五兆四千三十六億円と、二四年見込み比で三四%増える、そしてデータセンター新設のピークは二六年が予想されているといいます。まさしくデータセンターは昨今のAI技術の発展の象徴とも言えると思います。

しかし、一方で、AIの発展が進む上で、データセンターの電力消費量に対する懸念が増しております。

パリに本部を置く国際エネルギー機関、IEAは、二〇二四年一月の報告書で、データセンターやAI、暗号通貨マイニングによる電力需要が二〇二六までに急増すると述べました。IEAによると、世界のデータセンターの総エネルギー消費量は、二〇二二年はおよそ四百六十テラワットアワーでしたが、二〇二六年にはその二倍となる千テラワットアワーに達する可能性があるといいます。これは日本の電力消費量とほぼ同等です。同報告書では、需要の急増を抑えるには規制の改定と効率化などの技術改善が不可欠であると述べております。

IEAによると、世界の八千を超えるデータセンターのうち、約三三%が米国、一六%が欧州、一〇%が中国にあるといいます。米国の電力消費量は、二〇二二年は米国の電力需要の約四%に当たる約二百テラワットアワーでしたが、二〇二六年には同六%に相当する約二百六十テラワットアワーに増加すると予想されております。5Gネットワークとクラウドベースのサービスの需要が増えることで、電力需要が増加すると考えられております。

そこで、このデータセンターと電力は気候変動の上でも重要な問題と認識しておりますが、環境省としては現在どのような認識を持たれているのか、環境大臣にお伺いいたします。

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