2024年12月18日・第216回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 214 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 220 発言)

私は、それはいいと思うんですけれども、やはりこれは建設省と運輸省の所掌の範囲なんですね。国土のデザインというのはそれだけじゃないと思うんですよ。いろいろな様々な、情報の分野もある、エネルギーもある、農業もある、さらには文化の側面もある。様々な分野を包含したものが、本来は全国総合開発計画。だから、昔は総理府の中にあったけれども、省庁再編の中で国土交通省という形になって、何か私から見れば、公共事業の根拠となることの、がちゃんとホチキスしたようなものにしか残念ながら見えないし、それが改まってこなかったです。そして、まさにそれが公明党さんが歴代大臣を務めてきた国土交通省の成果なんだと思うんですね。それは公明党さんが悪いと言っているんじゃないですよ、政府全体の中で残念ながらそうなっているんだと思うんです。

例えば、二地点居住。今年も法案の審議を行いました。余りにもしょぼい法案で、時間がないのでこれは質問はしませんけれども、私はすごくいい概念だと思います。ただ、前回の法案の内容はしょぼ過ぎて、いろいろ私は各自治体に説明して回りましたけれども、この中身では全くやる気にはならないと言っておりますし、もっと民間の活力を生かすような形であったらいいと思うし、二地点居住をするためには、やはりインフラの整備が必要なんです。これからは、リモートワークなんかをすることになって、別に東京に住むことをしなくていいわけですよね。

例えば、私は水戸というところに住んでおりますけれども、水戸から東京まで、今、ドア・ツー・ドアだと何やかんやで二時間ぐらいかかっちゃうんです。もし鉄道がもうちょっと速くて水戸から東京まで四十五分で行って、一時間ちょっとで行くとなれば、二地点居住ができて、全く水戸市というポテンシャルは変わるんですね。そうした大胆なインフラの再配置、それとともに、この二地点居住なり、今おっしゃった生活圏とか、そういうものがなければならないんですよ。

例えば、水戸から郡山という同じような拠点都市がありますけれども、水郡線という廃止線になりそうな線があって、それにとことこ乗っていくと三時間かかるわけですね。結局、特急で東京まで行って、東京から新幹線に乗っていってとやった方が速いんですよ。

でも、それは、もっと地方同士をつなぐネットワークというのは、やはり私は鉄道は一つの大きな選択肢だと思っていて、欧州は、環境に優しく、定時、速達性のある鉄道、インターシティーといって、在来線で、百六十キロから二百キロのスピードでばあっと鉄道が走っているのは、ヨーロッパに行った人が見たら分かるとおりですね。私の地元の日立製作所はそこで大きなビジネスをやっていて、鉄道の売上げは一兆円以上になろうとしておりますけれども、その売上げの八割は海外で、日本ではないんです。

去年、息子を連れてインドに行ってきましたけれども、インドも在来線の高速化が進んでいて、デリーからアグラまで、タージ・マハルまで行く鉄道は百六十キロ以上の高速でだあっと、インドですら走っていますよ。

このままいくと世界から取り残される可能性があると思うんですが、大臣所信では、戦略的、計画的な社会資本整備、基幹的な交通体系として、高規格道路、整備新幹線、リニア中央新幹線、港湾、空港と挙げているけれども、ここには在来線はないんですよ。あるのはローカル線の再構築、それだけなんですよ。

在来線というのは、こうした今の国土形成計画を実行するにしても、どういう位置づけがあるのか。その点についてはいかがでしょうか。

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