郷野智砂子一般社団法人全国消費者団体連絡会事務局長

2026年6月19日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 36 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 123 発言)

御質問ありがとうございました。

先ほど岸先生からの御質問のところでも回答させていただいたところですが、差止め請求制度というのは、個人情報の不適正利用が消費者に広がる構造を持っているということと、広く消費者に広がるという構造を持っているということと、事前に、未然に防ぐということが大切ということで必要だということを申し上げました。

先ほどの回答の中でちょっと不足していた部分を補足させていただきますと、この制度は、被害が発生する前あるいは拡大する前に、違法、不適正なデータ利用を迅速に止める仕組みとして不可欠だというふうに考えております。差止め請求制度はまさにこの役割を担うところでありまして、特に適格消費者団体が主体となって請求を行うことで、個々の消費者の負担を軽減しつつ、社会全体の利益の観点から違法行為を是正するという機能を果たすことが期待されます。

しかし、今回の改正案ではこの差止め請求制度が導入されておりませんので、現行制度においても違法なデータ利用を早期に止める仕組みが十分に整備されているとは言えない中、この問題のあるデータ利用が長期間継続して被害が拡大するおそれが残されていると考えています。

したがって、個人情報保護の実効性を高めるためには、被害の未然防止、不特定多数への影響への対応、実効的な権利保護という観点から差止め請求制度の整備が不可欠であると考えております。

前後のやりとり

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