仁比聡平 (日本共産党)

2026年6月26日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 134 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 228 発言)

私は率直に言って、これまでの施策についての根本的な反省が必要だと思います。

実際、最も求められているのは担い手の処遇改善、そして事業所の経営改善なんですよね。それを横に置いて配置基準を緩和するとか保険外しを進めるとか、やっぱりそういうやり方というのは、事前対策、災害対策としても逆行している。

そういう下で、お手元に、能登、奥能登の人口流出がいかに拍車が掛かってしまっているかと、七尾以北は減少率一割を超えると、悲鳴が上がっているという記事ですよね。その下でも、復興で希望をつくりたいと珠洲や輪島の市長さんおっしゃっていますけれども、そこで国がどんな責任果たすのかということが問われていると思うんですよ。

一問、牧野大臣、飛ばして、率直に勧告権の行使に関してお尋ねしたいと思うんですけど、続きの資料に、医療費、それから介護利用料の負担を免除するという措置が、まだ一年半しかたっていない昨年六月に奥能登において打ち切られたという記事があります。県保険医協会がアンケート調査をやって五千百五十六人が回答していますが、八五・四%が影響がある、生活費を切り詰めて医療費に回す、受診回数を減らす、受診せずに我慢するといった深刻な被災者の声が上がっているわけです。

次のページに自由記載のところを書いていますが、一番、受診回数を減らしたら体調が悪化して入院することになった。五番、病院に行くと、もっと早くなぜ来ないと怒られた、お金が掛かると言えず、つらい。十番のところには、がんステージ4で、治療を変えるわけにはいかず、食事、お風呂などを控えるしかないという声。次のページには、三十八番、私は重度の糖尿病だが、一か月二万五千円も掛かるので通院をやめましたと。それが物価高騰などにも襲われている被災者の昨年夏の時点での現実だと思うんです。県知事も必要な医療は受けられるようにしなきゃいけないというふうに答弁をしているけれども、地元としては財政負担の重さからなかなかためらっているということなんじゃないかと思うんですね。

こうした場合に、被災者支援の司令塔となるべき防災庁が、被災者の人命と人権、それから一日も早い生活再建という観点から勧告権も行使して、しっかりと被災者支援を整える、届けるべきではありませんか。

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