前泊博盛沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授/沖縄国際大学理事

2026年7月3日・第221回国会 参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 58 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 83 発言)

想像というよりも、具体的にですね、トランプ大統領と交渉するのであれば、基本的にはディールが中心ですよね。取引を、どういう取引をするかということが大事になってきます。我々にとって大事なのは、アジアの中で友人をつくることですね。

まずは、総理大臣だったら、中国に行ってまず謝ります。この発言後、どうしてこういう発言をしたのかという責められている部分についてはまず謝罪をした上で、そして共通の利益を目指してアジアの中で一つのチームをつくっていくことをまずは提案をしたいというふうに思っています。

これ、ワシントンに行ったときに何度も議論されたのは、日本という国は友達がいない国だよねと、アメリカしかいないんだからアメリカの言うことを聞いた方がいいよという話をされました。なぜ。隣の韓国とはまだ戦後処理が終わっていないだろう、北朝鮮からはミサイルを撃たれている、あるいは、中国とはいつまでたっても会話がしっかりとできるような体制になっていない、アジアからはどう見られているのか、そういうことを言われたりしました。

そういう意味では、これまでの日本という国は、戦後復興の段階において、この技術力と復興力をもってつくり上げてきたものをアジアに惜しげもなく提供し、技術支援をし、ODAでお金を出し、そしてこれだけのアジアの発展に貢献をしてきました。それがアジアから信頼されるこの国をつくってきたと思っています。

今、それが、軍事力を強化してミサイルを配備して、そして周りの中国に対して敵だというような発言に近いようなことを言い出すということはどういうことなのかと。まずは足下を固めて、その上でアジアの中で連携を取っていれば、ディールを交渉するアメリカにとっても簡単に対処できないような国になるということを言わざるを得ないと思います。

百一か国と安全保障の関係を結んでいるアメリカ、それに対してまだアメリカとしか結んでいないような国、そんな時期がありました。その際に、自分が本妻だと思っているけれども、実はアメリカにはたくさんの大事な人たちがいるんだと、その中の一人にすぎないという認識が日本にはないんじゃないかということをアメリカから言われたりもしました。

そういう意味では、日本がとても大事な国だと、唯一の国だと思わせるような交渉をトランプ大統領としていきたいと思っています。是非、一緒にやっていきましょう。

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