前泊博盛沖縄国際大学経済学部長・経済学部教授/沖縄国際大学理事

2026年7月3日・第221回国会 参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 83 発言)

そういう変更をするために政権の選択があり、それから大統領が替わったりしています。選択が変わる、時代が変わる、その時代の対応をするために政治家たちの新しい発想を入れていくというのがありますね。

そういう意味では、三十年も昔の話を今頃まで引っ張っていることがおかしいということを米軍からも言われているわけですね。であれば、じゃ、新しい返還、あるいはそれを実現するための形をどう交渉していくかというのは大事だと思いますね。

今、辺野古の問題について言えば、完成をしたら返ってくるというふうなところで、工事がこれだけ進んできた段階で、長い滑走路がないと駄目だというような話が出てきたりするんですね。それから、国連軍の対応がということで、できない理由がどんどん出てくるんですよ。こういったものに対して、即座にこれは約束と違うということを言える政治家がどれだけいるかというのがあるんですね。

これは、日米安保についても総理経験者がストレートに前に発言をしていますけれども、日米安保があるからといって日本を自動的にアメリカが守るとはもう思わない方がいいという発言までしていますね。そういう意味では、日米安保そのものが変質をしている、あるいはもう時代に対応していない部分をどう変えていくかということも、日米関係の中で新しいステージをつくって、新しい交渉の場をつくって交渉していかなければならないと思っています。

私、この問題も含めて、軍事的なものを、兵力を強化することではなくて、ヨーロッパはEUをつくることによって、経済連携を強めることによって、フランスや、ドイツやイギリスやフランスですね、世界史の中で戦争の歴史を刻んできたあの国は、どこも対立をしないようになりました。同じ経済圏だからですね。そういう意味では、アジアの中において、EUと同じようにAU、アジアユニオンでもつくってみてはどうかという、こういった提案もしています。つまり、アジアにおいて、アジア人の手によってアジア人の血は一滴たりとも流さないという、血の誓いぐらいを結べるような政治家がこの日本になぜ誕生しないんだろうかという、そういう疑問もあります。

子供たちには、兵力を高めて、殴り合いのけんかを最後の解決手段として教えるのか、それとも話合いで解決をすることをしっかりと教えていくのか。そういったところからすると、しっかりとこのステージが変わったことを見定めて、新しい提案をそれぞれが持ち合うべき、そんな時期に来ているような気がします。

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