所千晴早稲田大学理工学術院教授・創造理工学部長・研究科長

2026年5月13日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 46 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 138 発言)

ありがとうございます。

私も、ペロブスカイトに対しては、日本発のすばらしい性能のある太陽光パネルということで是非期待したいというふうに思っていますし、また、今、上市される間際のところでしっかりと資源循環のことも考えていらっしゃるという製品で、すばらしいというふうに思っているんですけれども、ただ一方で、やはりサーキュラーエコノミーの観点からすると先進的な製品であっていただきたいというふうに思っています。

そのためには、まず、ペロブスカイトの性能を維持するためには、資源性のある物質、それから有害性のある物質も中には含まれていますから、これがきちんとコントロールされて資源循環され、リサイクルされ、適正処理されるということが非常に大事になります。

それに対する技術開発というのはもちろん進んではいるんですけれども、問題は、それがきちんと回収され、ちゃんと資源循環のプロセスに乗ってくるということが大事です。このためには、先ほども申し上げた、これが売り切りで消費者に渡って、消費者がその処理のことを考えるというよりは、せっかくですので、シェアリングエコノミーなどと相補的にシステムづくりをして、その製品の使われるところから廃棄されるところまでをビジネスとしてコントロールできると、そういう仕組みをこれからつくっていくことがこのペロブスカイト型には非常に求められるし、大事なことなんじゃないかと思っています。

その先行する太陽光パネルではそういったことが行われなかったがために、今FITもあり、大量に導入されましたけれども、導入されて、あと大量に廃棄されてからどうしようかということをみんなで議論しているという、ややもすればちょっと後追いの議論になってしまっているので、ペロブスカイトはそういうことにならないように、最初から、導入のときから、廃棄後のコントロールもできるというビジネスをつくっていく必要があるというふうに思います。

前後のやりとり

42の発言を見る

50の発言を見る