松尾豪合同会社エネルギー経済社会研究所代表

2026年3月24日・第221回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 218 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

御質問ありがとうございます。

まさに、今まで特にヨーロッパで起きているのは、どちらかというと投資がやはり再生可能エネルギーに非常に偏重してきていた、そして火力電源への投資というものが全く行われていない、こういう状況が続いてきて、かつその燃料は、例えばドイツであれば自国で取れていた褐炭であったりとか、場合によってはロシアのガスというものをかなり念頭に置いた移行ということになってきていたと理解をしています。

この中で、そのロシアのガスが絶たれたことで脱炭素移行というものが非常に厳しくなった。恐らく最後は、ブルー水素なんというものもおっしゃっていたのは、やはりロシアでブルー水素を作って、それをパイプラインで引っ張ってくる、こういうようなもくろみが一気に崩れてしまったのが二〇二二年に起きたロシアによるウクライナへの軍事侵攻だったということだと理解をしています。

この中で、今非常に重要なのは、私自身も過去述べさせていただいておりますけれども、やはり目標を掲げるというものの重要性、これは非常に重要だと思っていまして、決意を示すという意味では非常に重要だと思いつつ、やはり足下ですね、これ急激な移行というのは非常にいろいろなゆがみを生みます。例えば、これ、先ほど再エネ賦課金のお話も出ましたけれども、こういうようなお話もございますし、また、電力の安定供給という観点でも、どこまで電源を維持していけばいいのか、既存の電源を維持していけばいいのか、このバランスが非常に難しくなります。

その観点では、これ再エネを導入しつつも、火力電源を維持、既設のロジックを維持していく、こういうものは非常に重要だと思いますし、また需要側の脱炭素を促していくという観点も極めて重要だと感じております。例えば再エネの多く出る時間帯に電気をたくさん使っていただくような、そのような移行を進めていく、こんな考え方も非常に重要になってくると感じております。

以上です。

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