熊谷亮丸株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長

2026年3月24日・第221回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 156 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

御質問ありがとうございます。

私の資料の五十六ページのところをちょっと御覧いただくと、ここで諸外国における外国人労働者を受け入れたときの様々な研究がございまして、見やすいように赤字で書いてあるのがプラスの影響、青字で書いてあるのがマイナスの影響ということで、賃金、雇用、生産性、年金等々についてそれぞれ、全体としてはまちまちの状況で、プラスのこともあればマイナスのこともあるということでございますけれども。

ただ、日本の場合は今完全にもう人手不足の、先ほど来議論が出ているように人手不足の状況なわけですから、大量に一律に入れればそれは問題がありますけれども、とりわけ特定の業種でもう明らかに人が足りないところというのがあるわけですね。そこに対してかなり選別的に管理する形で入れていくのであれば、それほど大きな問題というのはないのではないか。

具体的には五十七ページでございます。五十七ページのところで左半分の部分で、足下から外国人が横ばいのケース、それから、ベースラインというのはこれは社人研の推計でございます。それから、増加ペースが加速をした場合、これは二ページ前の五十五ページのところで私どもが試算をしているわけでございますけれども、これらを右のこのグラフのところで、定量的なモデルに入れて分析をしていくと、足下から横ばいのときと比べると、ベースライン、社人研のケースは〇・四%、平均的な潜在GDPが増加をして、更にその増加ペースを加速したときは、ベースラインと比べても〇・五%ぐらい加速をするということでございますので。

もちろん、先ほど来申しているように、あくまで、その外国人全て入れるというよりは、ちゃんとルールを守ってくれる方に関して、しかも中低技能労働者に関して言えば業種をある程度特定しながら、高技能労働者はしっかり入れていくというような、そういうめり張りのある政策が必要なのではないかと考えます。

前後のやりとり

152の発言を見る

160の発言を見る