御質問ありがとうございます。
私の資料の五十六ページのところをちょっと御覧いただくと、ここで諸外国における外国人労働者を受け入れたときの様々な研究がございまして、見やすいように赤字で書いてあるのがプラスの影響、青字で書いてあるのがマイナスの影響ということで、賃金、雇用、生産性、年金等々についてそれぞれ、全体としてはまちまちの状況で、プラスのこともあればマイナスのこともあるということでございますけれども。
ただ、日本の場合は今完全にもう人手不足の、先ほど来議論が出ているように人手不足の状況なわけですから、大量に一律に入れればそれは問題がありますけれども、とりわけ特定の業種でもう明らかに人が足りないところというのがあるわけですね。そこに対してかなり選別的に管理する形で入れていくのであれば、それほど大きな問題というのはないのではないか。
具体的には五十七ページでございます。五十七ページのところで左半分の部分で、足下から外国人が横ばいのケース、それから、ベースラインというのはこれは社人研の推計でございます。それから、増加ペースが加速をした場合、これは二ページ前の五十五ページのところで私どもが試算をしているわけでございますけれども、これらを右のこのグラフのところで、定量的なモデルに入れて分析をしていくと、足下から横ばいのときと比べると、ベースライン、社人研のケースは〇・四%、平均的な潜在GDPが増加をして、更にその増加ペースを加速したときは、ベースラインと比べても〇・五%ぐらい加速をするということでございますので。
もちろん、先ほど来申しているように、あくまで、その外国人全て入れるというよりは、ちゃんとルールを守ってくれる方に関して、しかも中低技能労働者に関して言えば業種をある程度特定しながら、高技能労働者はしっかり入れていくというような、そういうめり張りのある政策が必要なのではないかと考えます。
153
塩入清香(参政)
よく分かりました。ありがとうございます。
そして、ちょっともう一つ伺いたいのが、高齢者の方のライドシェアが不可欠であるというふうに先生お書きになられていたんですけれども、そもそも地方においてライドシェアを普及しても、結局は過疎地域にライドシェアというのは定着しない現状がございます。というのは、いわゆる民間企業ですから利潤を追求するという目的がそもそもあるわけで、そういった方たちが定着しないからこそ公の交通機関、交通網を維持することが必要だったと考えるんですが、先生はその辺りはいかがでしょうか。
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154八八代尚宏昭和女子大学特命教授
ありがとうございました。それは非常に大きな点だと思います。
ただ、それは、公共交通を維持するというのは物すごく難しいわけで、一つは、お客が少ないということと、職業運転手がとにかく今確保できないという問題があるわけですね。
それで、おっしゃったように、利潤を追求するというのはタクシー会社のことであって、タクシー会社はもう地方では採算が取れないからどんどん撤退しています。だけど、そこに住んでいる住民はみんな自家用車を持っているわけですよね。その住民が要するに自分の仕事で行くついでに高齢者を乗せるというのは、別に利益の追求というほどのことではなくて、一種の…
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155
塩入清香(参政)
ありがとうございました。ライドシェアに関しては更に勉強してまいりたいと思います。
ただ、やっぱり危険性の部分とか、海外においても様々な事例がございますので、複合的に考えていかなくてはいけないと思います。
そして、熊谷先生にも質問させていただきたいと思います。
先ほど、外国人労働者がGDPを押し上げるという御発言がございました。現時点でも、平均して二割程度、日本人よりも給与が低い外国人労働者を増やすことで日本人が外国人労働者の安い労働力と競争させられてしまって、結果的には賃金が引き下げられる、あるいは賃金上昇を阻害してきたという面についてはどのように…
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- (上の発言)
156熊熊谷亮丸株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長
御質問ありがとうございます。
私の資料の五十六ページのところをちょっと御覧いただくと、ここで諸外国における外国人労働者を受け入れたときの様々な研究がございまして、見やすいように赤字で書いてあるのがプラスの影響、青字で書いてあるのがマイナスの影響ということで、賃金、雇用、生産性、年金等々についてそれぞれ、全体としてはまちまちの状況で、プラスのこともあればマイナスのこともあるということでございますけれども。
ただ、日本の場合は今完全にもう人手不足の、先ほど来議論が出ているように人手不足の状況なわけですから、大量に一律に入れればそれは問題がありますけれども、とりわけ特定の業種でもう明らかに人が足りないところというのがあるわけですね。そこに対してかなり選別的に管理する形で入れていくのであれば、それほど大きな問題というのはないのではないか。
具体的には五十七ページでございます。五十七ページのところで左半分の部分で、足下から外国人が横ばいのケース、それから、ベースラインというのはこれは社人研の推計でございます。それから、増加ペースが加速をした場合、これは二ページ前の五十五ページのところで私どもが試算をしているわけでございますけれども、これらを右のこのグラフのところで、定量的なモデルに入れて分析をしていくと、足下から横ばいのときと比べると、ベースライン、社人研のケースは〇・四%、平均的な潜在GDPが増加をして、更にその増加ペースを加速したときは、ベースラインと比べても〇・五%ぐらい加速をするということでございますので。
もちろん、先ほど来申しているように、あくまで、その外国人全て入れるというよりは、ちゃんとルールを守ってくれる方に関して、しかも中低技能労働者に関して言えば業種をある程度特定しながら、高技能労働者はしっかり入れていくというような、そういうめり張りのある政策が必要なのではないかと考えます。
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塩入清香(参政)
時間になってしまいましたので、私の質問これで終わらせていただきます。今日はありがとうございました。
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大門実紀史(共産)
お忙しいところ、ありがとうございます。
日本共産党の大門実紀史です。
八代先生、お久しぶりでございます。覚えていらっしゃいますか。いやいや、日付いつだったかなと思ったら、調べたので、二〇〇八年三月二十五日のこの予算委員会公聴会だったんですけど、公聴会というよりも、忘れもしない、大激論になって、八代先生対野党でですね。
といいますのは、二〇〇一年から小泉構造改革が始まって、竹中路線となって、当時は参議院の自民党の方も反竹中という人が結構いたりしたんですけど。八代先生は、財政諮問会議の委員やっていらっしゃったんですね。したがって、規制改革論者ということ…
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159八八代尚宏昭和女子大学特命教授
ありがとうございました。当時、鴻池委員長の時代でして、覚えております。
それで、御質問なんですが、規制改革の考え方に変化はないんですが、残念ながら時代が逆行してきまして、小泉内閣のとき、第一次安倍政権の頃はやはり変えなければいけないと、今の日本の現状を。それがどっちかといえば主流で、余り急ぎ過ぎてはいけないという反対論もあったんですが、今や残念ながら規制改革のキの字も聞こえてこないと。やっぱり、健全なる財政政策というのが主流になって、それはそれでもちろん大事なんですけれども、健全なる財政政策も、それを使う対象がちゃんと市場ベースにならないと擦れ違ってし…
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