八代尚宏昭和女子大学特命教授

2026年3月24日・第221回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 154 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

ありがとうございました。それは非常に大きな点だと思います。

ただ、それは、公共交通を維持するというのは物すごく難しいわけで、一つは、お客が少ないということと、職業運転手がとにかく今確保できないという問題があるわけですね。

それで、おっしゃったように、利潤を追求するというのはタクシー会社のことであって、タクシー会社はもう地方では採算が取れないからどんどん撤退しています。だけど、そこに住んでいる住民はみんな自家用車を持っているわけですよね。その住民が要するに自分の仕事で行くついでに高齢者を乗せるというのは、別に利益の追求というほどのことではなくて、一種のアルバイト感覚なわけですね。だから、ウーバーのようなものは、言わばネットワーク会社でそういうようなものを組織化するということで、タクシー会社とは大きく違うわけです。

日本ではライドシェアがなぜ進まないかというと、使ったことのある人がほとんどいないわけです。私も実は、ボストンに分校がありまして、そこに行ったときに、夜、学生六人と食事をして帰ってきたら、タクシーはない、タクシーを待っている人もないと。どうしようかと思ったら、学生がウーバーを呼んでくれて、七人乗れる車が欲しいと言ったら、十分間でそれが来たんですよね。私が運転手の人にこの近くにお住まいですかと言ったら、そうじゃない、遠くの州に帰る途中に呼出しあったから来たんだと。これ、すばらしいビジネスモデルだと思われませんか。

つまり、横の高速道路を走っている車の一台が寄るだけでライドシェアが成り立つわけで、タクシーだと運転手が待っていなきゃいけないんですよね。これは物すごくコストが掛かることで、なり手もいない。だから、このすばらしい、アメリカで生まれましたけど、中国でも発展しているようなライドシェアをなぜ日本は拒否するのか。

これは助け合いの一つなんですね。だから、まさに過疎地域でこそ使える仕組みなので、是非、タクシー会社のそれこそ利潤追求のためにこのライドシェアを潰している現状を議員として是非改善していただきたいと思っております。

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