いろんな財政のお考えがございますけれども、国の信用も守りでございますから、国債の信用がどういうところかというと、それは、格付であったり金利であったり、裏返せば債券価格に表れてくるんですね。
それで、例えば、企業会計上減損処理がさせられるところがどのぐらいかとか、今バーゼル3ということになるとなかなか厳しいこともおっしゃるんですけれども、またそれが非常に、そこまで必要なのかという議論も我々いろいろと国際社会ではしているわけですけれども、そういう部分で、一かゼロかの問題ではなくて、グラデーションのある議論でございます、この信用の議論というのは。ということと、一般論として、相対的な利払いコストは低く抑えられるんだったら、先ほどの利払い費も申し上げましたけど、その方がいいわけですよね、財政が硬直化しないですから。
それを考えると、今、年限の短い国債に替えていますけれども、それが長い国債よりも利払いコストを低く抑えられるという言い方もできるんですが、すぐに借換えが必要となって、そのときに金利が上昇していたらどうなんだということもリスクとしてあり得るので、そういったことも全体にコントロールをしていかなきゃいけないから、全くどこにも全て問題がないのかというと、そういう大変楽観論的な言い方も我々はしないわけでございますので、常に財政には持続可能性を保っていく努力が必要だという観点で対応をさせていただいているのが責任ある積極財政ということかと思います。
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浜野喜史(国民)
ありがとうございます。
答えは出ているとは思うんですけれども、財務大臣にもう一問だけお伺いします。
ある研究者がこの国債の消化状況についてこんな論説を公表しているんですね。我が国は、既に幾度も債務危機に陥ったアルゼンチン並みに国債の安定消化が危ぶまれる状況にあることを国全体としてもっとしっかりと認識する必要があるだろうと、こんなことをある研究者がおっしゃっているんです。そんな認識には全く立っておらないということを改めて御説明をいただければと思います。
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
御指摘の論文につきましては、二五年度、昨年度の中期で国債発行計画をある程度見直したと。これは、ニーズを非常にしっかり見て、超長期の国債について、ほかの年限に比べて大きな金利上昇が動きとして見られたので、四十年債、三十年債、二十年債を減額して、それを短期に振り替えて、またその個人向け販売分の上振れ実績の反映等で対応してという、通常の我々としてはこういう変更はあり得ることなんですけれども、そういうことをちょっと御理解いただいていない論文だったのかなとは思いますが、学者さんの学説はいろんなものがありまして、それを我々が特に強く否定するとかではなくて謙虚にいろん…
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浜野喜史(国民)
ありがとうございます。
その上で財務大臣にお伺いするんですけれども、国債の債務不履行が通常考えにくいということは、お考え堅持されているということなんですね。加えて、これまでの様々な御説明を伺いますと、財政の持続可能性についての可能性が失われるとか市場からの信認が失われるということについても、国債の債務不履行と同様に通常考えにくいということではないかと私は考えるんですけれども、財務大臣の見解をお伺いします。
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- (上の発言)
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
いろんな財政のお考えがございますけれども、国の信用も守りでございますから、国債の信用がどういうところかというと、それは、格付であったり金利であったり、裏返せば債券価格に表れてくるんですね。
それで、例えば、企業会計上減損処理がさせられるところがどのぐらいかとか、今バーゼル3ということになるとなかなか厳しいこともおっしゃるんですけれども、またそれが非常に、そこまで必要なのかという議論も我々いろいろと国際社会ではしているわけですけれども、そういう部分で、一かゼロかの問題ではなくて、グラデーションのある議論でございます、この信用の議論というのは。ということと、一般論として、相対的な利払いコストは低く抑えられるんだったら、先ほどの利払い費も申し上げましたけど、その方がいいわけですよね、財政が硬直化しないですから。
それを考えると、今、年限の短い国債に替えていますけれども、それが長い国債よりも利払いコストを低く抑えられるという言い方もできるんですが、すぐに借換えが必要となって、そのときに金利が上昇していたらどうなんだということもリスクとしてあり得るので、そういったことも全体にコントロールをしていかなきゃいけないから、全くどこにも全て問題がないのかというと、そういう大変楽観論的な言い方も我々はしないわけでございますので、常に財政には持続可能性を保っていく努力が必要だという観点で対応をさせていただいているのが責任ある積極財政ということかと思います。
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浜野喜史(国民)
更に質疑を交わさせていただきたいと思うんですけれども、ここからは政府財政に関する考え方についてお伺いをしたいと思います。
財務大臣に引き続き伺いますけれども、私は、政府財政について、大きく分けて健全財政という考え方と機能的財政という考え方があると理解をいたしております。健全財政は、税収の範囲内で財政支出を行うという考えであります。一方で、機能的財政は、経済状況に応じて財政支出を行い、政府と日銀がお金を創造できるので、積極的な財政支出を持続的に行うことが可能であると、ただし、需要が供給力を上回るインフレには留意が必要とする考え方であります。この機能的財政…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
委員が御指摘になったラーナーさんという学者の一九四〇年代の御提唱でございまして、いわゆる我々は責任ある積極財政でございまして、党内にはその議連もありまして、こういうお考え方を引かれる学者やエコノミストの方も結構いらっしゃいます。
ただ、財政の在り方にはもっと様々なものがありますので、その税収の範囲内で財政支出を行うというような考え方と、今おっしゃった機能的財政論の二元論、それしかないということはなくて、むしろ非常にバラエティーがあるわけですけれども。
財政政策がマクロ経済に与える影響に着目したという意味では、そこはそういう面が確かに非常にありますから…
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浜野喜史(国民)
私が通告しましたこの責任ある積極財政というのは、この健全財政、機能的財政のいずれなのかという、どういうふうに位置付けられるのかという、その問いにもう既にお答えになられたというふうに思うんですけれども。
であるならば、これ政治的に可能であれば、今おっしゃったように、すぐに政策を切り替えるといったことが可能であれば、この機能的財政という考え方が正しいんだということでよろしいですか。
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