浅尾慶一郎 (自由民主党)

2026年7月13日・第221回国会 参議院 本会議 第28号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 4 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 51 発言)

自由民主党の浅尾慶一郎です。

私は、会派を代表し、ただいま議題となりました政策評価実施状況等報告について質問いたします。

議会に期待される基本的な機能は四つあり、それらは国民代表、立法、審議、行政監視の各機能と言われています。そのうち、解散があり、政権選択に直結する衆議院と異なり、任期六年で解散のない参議院では、中長期的な、中長期的、持続的な視点で政府が進める政策に物を申す環境が整っていることから、行政監視に力を入れてまいりました。

しかし、行政監視や政策評価が実を結ぶには、参議院から指摘するだけではなく、この指摘に対して政府が真摯に対応し、自ら改善努力を尽くすことが不可欠であります。

参議院における御活躍の期間も長く、当院での行政監視をよく御存じの林大臣にお伺いいたしますが、我が国の政策能力の更なる向上に向けて、参議院による行政監視と政府における行政監視活動がより有効に機能していくためには、政府として、勧告に対する改善措置状況の継続的なフォローアップなど、どのような取組に力を入れていくべきとお考えでしょうか。

参議院では、これまで、行政監視委員会を中心として、国と地方の行政の役割分担の視点から、地方自治体間での税財源の偏在是正や、物価上昇期における官公需の価格転嫁の遅れへの対応などについて議論を深めてきました。

あわせて、地方自治法第九十九条に基づき地方議会から参議院に提出された意見書は、院での受理後、関係委員会に参考送付されています。

そこで、毎年、地方議会からの意見書の中で求められている地方財政の充実強化に関連してお伺いいたします。

著しい人口減少に直面する小規模自治体では、財源に乏しく、行政サービスの提供に困難さが増しています。

また、大都市圏では、例えば東京都と神奈川県のように、隣接する地方自治体間での財政力の違いが、どこに住んでいるかによって提供される行政サービスが異なるという不公平感につながっています。

ある民間調査によれば、勤務先と居住地の一致度は、東京都では六八%、大阪府では八〇%のところ、その他の道府県では九五%と大きな違いがあります。

そこで、地方税の偏在と提供される行政サービスの格差に関する行政評価の実施と、それを踏まえた財源調整の在り方について、林大臣の御所見をお伺いしたいと思います。

令和七年国勢調査速報値によると、我が国の人口は前回から約三百十万人減の一億二千三百五万人、しかも、人口増は東京都、沖縄県の二都県のみで、そのほかの道府県は減少しています。

合計特殊出生率の低下も歯止めが掛かっておらず、昨年は一・一四となり、統計開始以降で過去最低。出生数も六十七万人と、前年と比べて一万五千人近く減少しています。

これまで政府においては、こども未来戦略を掲げて、二〇二四年度から二〇二六年度までの三年間を加速化プランとして少子化対策の大幅な拡充を進めてきましたが、出生数と人口の状況を見ると、効果が上がっているとは言いにくい状況にあります。

一方、東京都は、豊富な財政力を背景に、婚活支援や、卵子凍結、無痛分娩への費用助成、第一子の保育無償化など、結婚、出産、子育ての各段階で独自の支援策を次々と打ち出し、昨年の出生数は増加に転じました。

我が国の人口減少に歯止めを掛けるには、EBPMの更なる展開により、一部の自治体だけではなく、オールジャパンで支援策の底上げを図るべきと考えますが、政策評価と地方自治の双方を所管する林大臣に御所見をお伺いして、私の質問を終わります。(拍手)

〔国務大臣林芳正君登壇、拍手〕

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