今回、審議重ねてきて私が思うに、やっぱり大きな、あれもこれも大事ですけど、とりわけ重要なのが、無罪につながる証拠がちゃんと出てくるのかどうか。今回のポイントは、出てくるかどうかがまさに検察官任せの問題なんです。衆議院で修正がなされたといっても、あくまでも勧告止まり、お願い止まり。それを提出か否かは検察官が判断するということは、一貫して変わっていません。
もう一つの大きな論点の抗告についても、十分な根拠というような形になっていますけど、今回のこの三つの事件ですら、十分な根拠がなかったとすら言っていない状況で、だったらこれまでと変わらないのじゃないかという疑問が出るのは当然だと思います。
この間、審議をしているとどうしても私も麻痺しがちですけど、改めて少し素朴に鑑みたときに、この袴田事件、日野町事件、福井事件に鑑みたときに、もっと早くカラー写真やネガや調査報告書を出すべきでしたぐらい言えばいいじゃないですか。これからは出すようにしますと言えば、聞く方だって、検察、ちゃんと反省も踏まえてこれからしっかりするんだろうなと思えます。でも、そうは全然言わないんです。
抗告についても、袴田事件、日野町事件、福井事件の三つについては十分な根拠が結果的にありませんでしたと、これからはそういうことがないようにしっかりと十分な根拠の有無を判断してからしますと言えばいいじゃないですか。それすら言わず、開き直った状況で、検察官を信用してくださいと言うだけで、立法府として、じゃ、お願いしますという気持ちには全然なれません。
もう素朴に言います。あの三つの事件で三人の人生、その家族も含めて、奪っているんですよ。誰が奪ったんですか。捜査機関が奪った面が大変強いわけじゃないですか。そこに反省はないんですか。何のための今回の改正なんですか。個別事件に答えられないじゃなくて、その個別事件の数々こそが今回のまさに立法趣旨ではないんですか。どのようにお考えですか。
24佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
先ほど申し上げたとおり、過去の事件につきまして、本法案で検察官の再審開始決定に対する抗告を原則として禁止した上で、十分な根拠があると認める、決定が取り消されるべきものと認めるに足りる十分な根拠がある場合に限って不服申立てを可能とするわけでございますけれども、それを直ちに当てはめるのは困難であることは御理解いただきたいと思いますけれども。
先日、七月十日に名古屋高検が公表した追加調査の結果によりますと、第一次再審開始決定に対する異議申立てにつきましては、第一次再審請求審の主な争点は客観的証拠の評価であるものの、適切な是正措置が講じら…
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泉房穂(立憲)
福井事件に関しては、検証、とても十分なものだとは思えませんし、前川さんに対する謝罪についても、しっかりとなさっておられるとは聞いておりません。前川さんにどうしてしっかり謝罪をなさらないんですか。
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26佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
いわゆる福井女子中学生の殺人事件に関しまして、検察当局におきましては、先ほども申し上げましたけれども、検察官による従前の主張、立証とそごする捜査報告書の存在を認識しながら、適切な是正措置を講じなかった点について、確定審から第一次再審請求審に至るまで一貫して真摯に反省するとともに、適切な是正措置がとられていれば、確定審で無罪判決が確定していたことも十分に考えられる旨の再審無罪判決の指摘を重く受け止めているものと承知しているところでございます。
その上で、個別事件において、無罪判決が確定した後に、被告人とされた方などにいかなる対応を取…
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- (上の発言)
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泉房穂(立憲)
今回、審議重ねてきて私が思うに、やっぱり大きな、あれもこれも大事ですけど、とりわけ重要なのが、無罪につながる証拠がちゃんと出てくるのかどうか。今回のポイントは、出てくるかどうかがまさに検察官任せの問題なんです。衆議院で修正がなされたといっても、あくまでも勧告止まり、お願い止まり。それを提出か否かは検察官が判断するということは、一貫して変わっていません。
もう一つの大きな論点の抗告についても、十分な根拠というような形になっていますけど、今回のこの三つの事件ですら、十分な根拠がなかったとすら言っていない状況で、だったらこれまでと変わらないのじゃないかという疑問が出るのは当然だと思います。
この間、審議をしているとどうしても私も麻痺しがちですけど、改めて少し素朴に鑑みたときに、この袴田事件、日野町事件、福井事件に鑑みたときに、もっと早くカラー写真やネガや調査報告書を出すべきでしたぐらい言えばいいじゃないですか。これからは出すようにしますと言えば、聞く方だって、検察、ちゃんと反省も踏まえてこれからしっかりするんだろうなと思えます。でも、そうは全然言わないんです。
抗告についても、袴田事件、日野町事件、福井事件の三つについては十分な根拠が結果的にありませんでしたと、これからはそういうことがないようにしっかりと十分な根拠の有無を判断してからしますと言えばいいじゃないですか。それすら言わず、開き直った状況で、検察官を信用してくださいと言うだけで、立法府として、じゃ、お願いしますという気持ちには全然なれません。
もう素朴に言います。あの三つの事件で三人の人生、その家族も含めて、奪っているんですよ。誰が奪ったんですか。捜査機関が奪った面が大変強いわけじゃないですか。そこに反省はないんですか。何のための今回の改正なんですか。個別事件に答えられないじゃなくて、その個別事件の数々こそが今回のまさに立法趣旨ではないんですか。どのようにお考えですか。
28佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
様々御指摘がありましたけれども、まず、袴田事件と福井女子中学生事件につきましては、検察当局におきまして、その訴訟遂行や対応に問題点はなかったかという観点から検証ないし追加調査が行われまして、反省すべき点を明らかにして、今後の対応を明らかにしているところでございます。それから、済みません、日野町事件につきましては、現在再審公判の係属中ということでございます。
その上で、証拠提出命令の範囲がどうかという話もございましたけれども、私どもとしては、個別の事件に、個別の証拠にこれを当てはめてどうかという答弁で、あの事件はこうですとは申し上げ…
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泉房穂(立憲)
今日は警察にもお越しいただいておりますが、警察庁、今の三つの事件です。福井事件に関しては、警察から捜査報告書が検察に送られたにもかかわらず、検察がそれを隠し続けたというテーマであり、隠した上に、かつ有罪立証を続けていたという大変ひどい案件でありますが、カラー写真、袴田事件と、日野町事件のネガは検察に送っていませんよね、警察庁。前々からずっと同じ質問もしていますけど、どういう証拠があるかということを検察と共有もせず、それを隠し通したのでは誰にも分かりません。それを捨てられてしまっては始まりません。
鹿児島県警では、今回のこの再審法の議論が始まった頃に、そ…
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30遠遠藤剛警察庁長官官房審議官
お答えいたします。
捜査資料、証拠品、物件につきましては、必要なものを送致しておりますけれども、検察官と平素から緊密に連携をするように努めております。
また、処分することに関しましても、必要に応じて、検察官に対しまして判断にそごがないことを確認して、その上で還付や廃棄等をするようにいたしておりますが、引き続き、検察官による公判の遂行等の権限行使、適切になされますよう、検察官と連携しながら適切に対応していきたいと、このように考えております。
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