お答えいたします。
各国の刑事司法制度につきましては、本当に様々な違いがありまして、それぞれの国において制度全体として機能するような形で成り立っているということでありまして、制度全体の在り方を考慮せずに個々の制度の相違点のみに着目して単純に比較することは適切ではないというふうに考えているところであります。
その上で、御指摘の、今の取調べの録音・録画制度、あるいは取調べへの弁護人立会い制度につきましての今後の在り方などにつきましても、近時、法務省で開催した改正刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会において議論が行われたところでございます。
では、じゃ、どうなったんだということだと思いますけれども、取調べの録音、録画の制度の拡大についてもかなり議論が行われたわけでありますけれども、現行制度の対象事件以外の事件につきましては実際問題として被疑者の供述の任意性等が争われておらず、捜査への影響や人的、物的負担を踏まえると対象事件を拡大するべき状況にはないであるとか、逮捕、勾留されていない被疑者につきましては、取調べ受忍義務を負わずに、取調べの適正をめぐる争いが生じにくく、取調べの件数が膨大であることから、制度の対象とする必要性、合理性が乏しいといった指摘がなされ、また、取調べへの弁護人立会い制度の導入につきましては、我が国において証拠収集方法として重要な役割を果たしている取調べの在り方を根本的に変質させて、その機能を大幅に損なうおそれが大きい、あるいは、どのような事情であれ、弁護人が立ち会わない限り取調べを行うことができないこととなるといった指摘もなされまして、これを、先生御指摘のように、積極的に進めるべきだという意見がある一方で、こういった消極の意見もありまして、一定の方向性は示されていなかったということでございます。
もっとも、この協議会の取りまとめ結果を踏まえまして、法務省におきましては、現在、今後の各種制度の検討の参考とするために基礎的知見を幅広く収集するとともに、意見交換を行うことを目的として、さらに、済みません、これからの刑事手続に関する研究会を開催しているところでありまして、今後とも研究会が充実したものとなるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
185
嘉田由紀子(維新)
ありがとうございます。
捜査段階でのプロセス、そこにいろいろな課題があるということでまとめていただきましたけれども、また地元の事例で恐縮ですが、湖東記念病院事件、日野町事件においても、供述弱者をめぐる自白の問題、これは何としても捜査段階で改めて強く反省をしていただきたいと思います。
日野町事件では、確定審に証拠として提出された写真の順番が入れ替えられていた。それでも、まさに当事者がそこをきちんと言うだけの力がなかった。それから、言わば湖東記念病院事件では、供述弱者でそして自白を迫られてしまったということでございます。
この過去の事例の教訓、今後どの…
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186佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
日野町事件など現在公判係属中の事件もありますので、その個別事件におけるということでは詳細を差し控えるところはありますけれども、取調べが適正に行われなきゃいけないというのはもう当然のことでありまして、検察当局におきましては、まず取調べにつきましては、刑事訴訟法で録音、録画が義務付けられた事件に加えまして、いわゆる供述弱者や知的障害者に係る事件を含めまして、録音、録画することが必要と考えられる事件について積極的に録音、録画を実施してきたものと承知しているところでございます。
供述弱者の問題というのは、実はそんなに昔から把握していたとい…
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187
嘉田由紀子(維新)
ありがとうございます。
ここでこうやって責任者の人とやり取りをしていると、あっ、これが現場で徹底できているのかなという疑問も持っているんですが、朝の森さんの兵庫の被疑者ノート、ショックでした。十六歳の、十六歳の少年事件ですよ。しかも、事件になっているかならないか、その取調べ過程でここまでひどく、言わば、今言えないのか、どうした、二十七日に帰さぬぞ、お母さんにはどうだって、こういう、ごめんなさいね、私、まねをしているような、よく分かりません、どういう声の調子だったか分かりませんけど、ここのところは本当に現場で、まだいたいけない十六歳の少女にここを強要する…
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- (上の発言)
188佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
各国の刑事司法制度につきましては、本当に様々な違いがありまして、それぞれの国において制度全体として機能するような形で成り立っているということでありまして、制度全体の在り方を考慮せずに個々の制度の相違点のみに着目して単純に比較することは適切ではないというふうに考えているところであります。
その上で、御指摘の、今の取調べの録音・録画制度、あるいは取調べへの弁護人立会い制度につきましての今後の在り方などにつきましても、近時、法務省で開催した改正刑訴法に関する刑事手続の在り方協議会において議論が行われたところでございます。
では、じゃ、どうなったんだということだと思いますけれども、取調べの録音、録画の制度の拡大についてもかなり議論が行われたわけでありますけれども、現行制度の対象事件以外の事件につきましては実際問題として被疑者の供述の任意性等が争われておらず、捜査への影響や人的、物的負担を踏まえると対象事件を拡大するべき状況にはないであるとか、逮捕、勾留されていない被疑者につきましては、取調べ受忍義務を負わずに、取調べの適正をめぐる争いが生じにくく、取調べの件数が膨大であることから、制度の対象とする必要性、合理性が乏しいといった指摘がなされ、また、取調べへの弁護人立会い制度の導入につきましては、我が国において証拠収集方法として重要な役割を果たしている取調べの在り方を根本的に変質させて、その機能を大幅に損なうおそれが大きい、あるいは、どのような事情であれ、弁護人が立ち会わない限り取調べを行うことができないこととなるといった指摘もなされまして、これを、先生御指摘のように、積極的に進めるべきだという意見がある一方で、こういった消極の意見もありまして、一定の方向性は示されていなかったということでございます。
もっとも、この協議会の取りまとめ結果を踏まえまして、法務省におきましては、現在、今後の各種制度の検討の参考とするために基礎的知見を幅広く収集するとともに、意見交換を行うことを目的として、さらに、済みません、これからの刑事手続に関する研究会を開催しているところでありまして、今後とも研究会が充実したものとなるように努めてまいりたいと考えているところでございます。
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嘉田由紀子(維新)
もう時間が迫っておりますので。
今のこの当局の説明は、これだけテープレコーダーも発達し、本当にAIを使ったらあっという間に、あっという間に記録出てきますよ。それで、AIの場合にはやっぱり後からチェックしなきゃいけないんですけど、こういう時代になっても、まだ取調べの可視化は時間掛かるとか、人が掛かるとか、それから弁護士さんだって、本当に人の一生が関わる問題ですから、弁護士を入れて人件費がとか、そういう話ではないと思うんです。
今日はここまでにしますけれども、もう時間がありませんので、本当に森議員が朝から言うていらした問題提起も含めて皆で受け止めていきた…
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190安安達悠司(参政)
参政党の安達悠司です。
まず、刑訴法改正案の質疑の前に、順番をちょっと入れ替えまして六番から始めたいと思うんですけれども、本日の二十四時で期限を迎えるパブリックコメントが行われている第二次出入国在留管理基本計画の案についてお尋ねします。
六月三十日から、今言った出入国在留管理基本計画の案がパブリックコメントに付されているわけです。外国人の数は、お手元でいくと資料の一番最後のページにありますが、この計画案は、七年ぶりですね、令和元年から七年ぶりに第二次のものが作成されて、今後五年以上にわたって影響力を持ってくることを考えたときに、非常に重要な計画案であ…
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191内内藤惣一郎出入国在留管理庁次長
お答え申し上げます。
出入国在留管理基本計画は、入管法六十一条の九に基づきまして、法務大臣が外国人の入国及び在留の管理に関する施策の基本となるべき計画を定めるものとされております。計画に定める事項としましては、同条の第二項において、本邦に入国し、在留する外国人の状況に関する事項、外国人の入国及び在留の管理の指針となるべき事項、そのほか、外国人の入国及び在留の管理に関する施策に関し必要な事項とされておりまして、本計画案においても、出入国在留管理行政全体として重点的に取り組む事項について、今後の指針を示すこととしているものでございます。
御指摘のいわゆる…
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