お答えいたします。
委員御指摘のように、罪を犯していない者が処罰されることはあってはならないのでありまして、そのためには、捜査段階でちゃんとそこの刑事手続から外れるようにするということもそうでしょうし、起訴、不起訴の段階でそういうことになるということもありますでしょうし、そうじゃなかったとしても、裁判の中で無罪判決が得られるようにするというような、無実の人がそういう形でいた中で、そこがちゃんと有罪判決に至らないようなルールであることが重要なんだというふうに思っております。
その意味で、先ほど事案の真相の解明の話で幾つか申し上げましたけれども、そういったことをしていくためには、例えば、三十年前、四十年前と比べますと、防犯カメラであるとかデジタル証拠であるとか、鑑定が昔は血液型しかなかったものがDNA型鑑定であるとか、そういった様々な時代の変化とともに進化も進んでいるわけでありまして、そういった中で客観証拠を適切に収集、分析することが重要であると。それから、積極、消極を問わず、十分に証拠を収集、把握して、冷静かつ多角的にその評価を行うことが重要である。
それから、やはり客観証拠が様々集まったとしても、やっぱり事案の真相を分かるのは本人である、あるいは被害者であるといったことは当然あるわけでありますので、供述の任意性であったり、信用性を確保するための必要な配慮をすることといった基本に忠実なというのが、一言で言うとそういうことになりますけれども、捜査・公判活動の適正な遂行に努めていかなければならないものというふうに考えているところでございます。
その上で、問題等があった場合には、様々この委員会でも指摘されているように、問題事例というのはあるわけでありますけれども、それが当該事件における捜査・公判活動の問題点を検討して、問題意識を共有して、今後の捜査、公判の教訓としていくということも重要なんだろうというふうに考えているところでございます。
181
嘉田由紀子(維新)
そこははっきりとピン留めさせていただきたいと思います。
この後、法制審議会の公平性、透明性ということを聞かせていただこうと思ったんですが、流れとしてこれはちょっと後ろに持っていかせていただきまして、順番変えさせていただきます。
再審法、そもそも冤罪で逮捕、起訴され、有罪判決を受けたことになってしまった方をいかに早く救済するかということですが、そもそも捜査段階、警察の現場ですね、それから検察、刑事事件の段階で冤罪が起きないようにするということが本質でございます。なぜ冤罪が起きてしまったのか、この原因についてどう認識されておられますか。これまでの経験から…
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182佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
当然のことながら、罪を犯していない人が処罰されることはあってはならないというふうに認識しております。
その上で、個別事件において無罪判決が言い渡される理由は様々でありまして、罪を犯していない人が処罰されるような事態が生ずる原因としてどのようなものがあるかを一概に申し上げることは困難ではありますけれども、過去の無罪事件や検察当局による検証におきましては、例えば、客観証拠の吟味が不十分であったこと、自白の信用性に対する吟味、検討が不十分であったこと、新たな科学的捜査手法に対する理解、検討が不十分であったことなどの指摘がされておりまして…
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183
嘉田由紀子(維新)
ありがとうございます。
その原因のところは、何としても法曹界で、裁判も含めて、より広く徹底していただきたいと思います。
そういう中で、検察の取調べ段階で不起訴となるケースも多々あるわけですけれども、仮に起訴されたとしても、刑事裁判の段階で冤罪をしっかりと見付け出して、冤罪被害者の方が無罪判決を勝ち取ることができるようにすることが重要です。再審請求という以前に、通常の刑事事件において冤罪を起こさない、誤判が起きないようにする。先ほどの質問と少しかぶるかもしれませんが、誤判が起きないようにするためにはどのような対応、対策が必要でしょうか。お願いいたします…
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- (上の発言)
184佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
委員御指摘のように、罪を犯していない者が処罰されることはあってはならないのでありまして、そのためには、捜査段階でちゃんとそこの刑事手続から外れるようにするということもそうでしょうし、起訴、不起訴の段階でそういうことになるということもありますでしょうし、そうじゃなかったとしても、裁判の中で無罪判決が得られるようにするというような、無実の人がそういう形でいた中で、そこがちゃんと有罪判決に至らないようなルールであることが重要なんだというふうに思っております。
その意味で、先ほど事案の真相の解明の話で幾つか申し上げましたけれども、そういったことをしていくためには、例えば、三十年前、四十年前と比べますと、防犯カメラであるとかデジタル証拠であるとか、鑑定が昔は血液型しかなかったものがDNA型鑑定であるとか、そういった様々な時代の変化とともに進化も進んでいるわけでありまして、そういった中で客観証拠を適切に収集、分析することが重要であると。それから、積極、消極を問わず、十分に証拠を収集、把握して、冷静かつ多角的にその評価を行うことが重要である。
それから、やはり客観証拠が様々集まったとしても、やっぱり事案の真相を分かるのは本人である、あるいは被害者であるといったことは当然あるわけでありますので、供述の任意性であったり、信用性を確保するための必要な配慮をすることといった基本に忠実なというのが、一言で言うとそういうことになりますけれども、捜査・公判活動の適正な遂行に努めていかなければならないものというふうに考えているところでございます。
その上で、問題等があった場合には、様々この委員会でも指摘されているように、問題事例というのはあるわけでありますけれども、それが当該事件における捜査・公判活動の問題点を検討して、問題意識を共有して、今後の捜査、公判の教訓としていくということも重要なんだろうというふうに考えているところでございます。
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嘉田由紀子(維新)
ありがとうございます。
捜査段階でのプロセス、そこにいろいろな課題があるということでまとめていただきましたけれども、また地元の事例で恐縮ですが、湖東記念病院事件、日野町事件においても、供述弱者をめぐる自白の問題、これは何としても捜査段階で改めて強く反省をしていただきたいと思います。
日野町事件では、確定審に証拠として提出された写真の順番が入れ替えられていた。それでも、まさに当事者がそこをきちんと言うだけの力がなかった。それから、言わば湖東記念病院事件では、供述弱者でそして自白を迫られてしまったということでございます。
この過去の事例の教訓、今後どの…
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186佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
日野町事件など現在公判係属中の事件もありますので、その個別事件におけるということでは詳細を差し控えるところはありますけれども、取調べが適正に行われなきゃいけないというのはもう当然のことでありまして、検察当局におきましては、まず取調べにつきましては、刑事訴訟法で録音、録画が義務付けられた事件に加えまして、いわゆる供述弱者や知的障害者に係る事件を含めまして、録音、録画することが必要と考えられる事件について積極的に録音、録画を実施してきたものと承知しているところでございます。
供述弱者の問題というのは、実はそんなに昔から把握していたとい…
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嘉田由紀子(維新)
ありがとうございます。
ここでこうやって責任者の人とやり取りをしていると、あっ、これが現場で徹底できているのかなという疑問も持っているんですが、朝の森さんの兵庫の被疑者ノート、ショックでした。十六歳の、十六歳の少年事件ですよ。しかも、事件になっているかならないか、その取調べ過程でここまでひどく、言わば、今言えないのか、どうした、二十七日に帰さぬぞ、お母さんにはどうだって、こういう、ごめんなさいね、私、まねをしているような、よく分かりません、どういう声の調子だったか分かりませんけど、ここのところは本当に現場で、まだいたいけない十六歳の少女にここを強要する…
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