仁比聡平 (日本共産党)

2026年6月23日・第221回国会 参議院 法務委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 241 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 268 発言)

いや、大臣、本気でおっしゃっています。ある程度想定するって、それはもちろん必死で想定しますよ。どうしてこんな有罪を示すような有力証拠があるのかと、それは真剣に考えますよ。

例えば、福井の女子中学生殺害の冤罪事件で、目撃者が六人も、その日に返り血を浴びた自分を見たと言っている、そんなところに自分行っているわけないのに、見られるはずないでしょう。どうしてその六人の人々がそんな供述をしているのか、それを覆すために真剣に闘いますよ。けれど、誰が、「夜のヒットスタジオ」の番組を見たと言っている番組がそれとは全然違う日の話だったと、その捜査報告書を、警察がそれ後でつかむけど、検察官が自分で手に持っていながらですよ、法廷で、あなたを目撃したという人がいると主張し続けている、誰がそんなこと思いますか。その有罪立証を疑いはします。だから、弾劾をしようとするけれども、その日にこのテレビ番組があっていたという証言によって信用しているんだと、それがうそなんだということを特定しないと冤罪を晴らせないんですか。そんなのおかしいじゃないですか、大臣。

だから、先ほど御紹介した刑事法研究者の声明の中には、請求人側が新証拠に基づいて再審請求の理由を提示すると。そうしたら、再審請求の理由を追加、変更するという、そういう契機になっていくように、再審請求人側への証拠の開示ということをちゃんと制度としてつくるべきだという提案になるんですよね。

袴田さんの五点の衣類でいえば、元々サイズが合うわけがないと、袴田さんの体格からしてあんな物を履けるわけがないと。そうしたら、みそだるに漬け込まれている間に縮んだんだみたいな、そんなやり取りあっていたんですよ、法廷で。そうじゃないと。元々が捏造されたもの、漬け込まれたものだということが明らかになったのは、カラーのネガということが明らかになってからです。その間にどれだけの期間が必要でしたか。

それでも真実が明らかになっていったのは、新規の証拠を請求人が出して再審開始を求めたら、それに対して証拠の開示が全面的になされてこそのことなんですよ。そうしたら、必死で分析が行われて、事柄の真実が迅速に明らかにすることができる。再審請求審というのは、そういうダイナミックなプロセス、無辜の不処罰に向けた本気の最終的な手段でなければならないと、大臣、思いませんか、大臣。そういう制度をつくるんじゃないんですか、私たちは。

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