田村太郎一般財団法人ダイバーシティ研究所代表理事

2026年5月21日・第221回国会 参議院 法務委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 55 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 96 発言)

ありがとうございます。

日本で暮らす外国人が増え始めた一九九〇年代は、日本の自治体にはお金がありましたので、外郭団体で、財団法人で国際交流協会をつくり、資産を運用しながら、日本語ボランティアを育成したり、通訳を確保したりしてきたんですけれども、今自治体にはそのようなお金がございませんので、どこも大変苦労しております。

滋賀にも国際交流協会、あっ、国際センターさんございますけれども、なかなか苦労しておられますし、全国的にも、かつてあった国際交流協会がもう財政的に回らない、職員も有期雇用で、ベテランの人が定年退職されるともう次の人が採れないと、非常に心もとない状況ですね。ここはなかなか自治体だけでやっていくのは限界があるのではないかと思います。

教育に関しても、人数ですね、加配をするということも大事なんですけれども、私、一度、日本語担当の先生に、そこのクラスが出している通信の挿絵が大変美しかったので、先生、私これ毎回出る通信の挿絵がすてきだなと思いますと言いましたら、田村さん、私本当は美術の先生なんだと言われまして、日本語はやったことないんだけど、急にあなた日本語と言われて来た、それが現実ですよ。だから、予算を増やしても実際は人がいないので、そこをどう考えるかというところですね。

専門職をしっかりと育てていく、これは実は入管庁、国家公務員も同じかもしれません。きちっとしたキャリアデザインといいますか、何年目にはこういうことを学んで、何年目になったらこういうふうにしてというものがないと、やっぱり突然担当替わって来てもそこでいい仕事ができませんので、自治体においても特にそうですが、教育も同じですが、この分野でしっかりとした知見を持った人材を育てていく、その人たちのキャリアデザインをしっかりとしていくということが今は大切ではないか。ただ、今とにかく自治体、財源がないので、そこをどう手当てしていくのかと、私もいい答えが見付かっておりません。

以上です。

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