松本洋平 (自由民主党)文部科学大臣

2026年4月16日・第221回国会 参議院 文教科学委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 218 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 244 発言)

繰り返しになって大変恐縮でありますけれども、教科書において学習指導要領を踏まえましてどのように記述するかは、民間の発行者の判断に委ねられております。

教科書検定は、教科書検定審議会における専門的、学術的な審議の結果に基づいて行われているものであり、政治的、行政的意図が介入する余地はないものとされているところであります。この教科書検定審議会には、学識経験者はもとより、学校現場の教員も委員として参画をしておりまして、学術的見地からのみならず、学習指導要領に沿った記述になっているか、児童生徒の発達段階に応じた記述になっているか等についても検定をしているところであります。

そうしたことも前提といたしまして、検定基準では、例えば、図書の内容全体を通じて、多様な見解のある社会的事象の取り上げ方に不適切なところはなく、考えが深まるよう様々な見解を提示するなど、児童又は生徒が当該事象について多面的、多角的に考えられるよう適切な配慮がなされていることなどの基準を定めまして、これらの基準に基づきまして、記述の欠陥がある場合には、検定意見を付して記述の修正を求めているところであります。

今後とも、検定基準等に基づきまして教科書検定を適切に行っていくとともに、各学校において特定の見解を押し付けたり強制したりするのではなくて、事実を客観的に捉え、公正に判断したりすることができるような学習活動を展開することが重要だと考えております。

また、付言をさせていただきますと、そうした政治的な様々な思いというものが、こうした教育、教科書等々に反映をされる、させることがないように、ここに関しましては、時の政府が介入できないような仕組みというものもつくっているところでありまして、こうしたこともしっかりと念頭にし、大切にしていくことが大事だと考えております。

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