武本俊彦新潟食料農業大学名誉教授

2026年6月23日・第221回国会 参議院 農林水産委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 64 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 88 発言)

御質問ありがとうございます。

基本的には今の長谷川参考人と同じ考え方を私は取っておりまして、農業という産業の場合、どうもやっぱり製造業とか工業とのバランスで考えて、担い手だけれどもそれに近い発想で。で、製造業と違うのは、家族経営が中心なものだから、ある意味で、そこ世襲型というんでしょうか、そういうことを前提に考えているようなんだけれども、実際問題として、家族経営というのが、いいんですけれども、なかなかそれによって農業の、現状ぐらいの生産規模を確保できるかというと、なかなか難しい状況になってきましたから、その意味でいくと、法人みたいなものも想定しなきゃならないし、何というかな、最初から完成形の経営ではなく、半農半Xだとか、いろいろやっぱり現場では創意工夫をされているようです。

あるいは、時間単位のアルバイトですかね。あれも、製造業であれ考えちゃうと非正規の温床になるなという感じがあるんですけど、農業の場合には、うまく使っていくと、それによって技術の習得みたいな形でだんだん地域社会にいい関係性を築けば、新規参入につながっていく可能性があるのではないかなとも思えるんですよ。だから、あんまり、何というかな、人材育成の場合、こうあらねばならないというふうに決め打ちをしないで、基本は現場に任せる。

で、やっぱり地域政策の観点が重要じゃないかなと思うのは、そういう地域で政策が企画立案できるような大きさで、そこに人が入っていけるような環境を国はつくっていくと。だから、こうあるべきであるというのは決め付けない方がいいのではないかなというのが私の考え方です。

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