この問題について、今日の質疑でも大臣の方から率直な謝罪の発言もありましたところでありますけれども、今般の米価高騰を振り返ると、生産量が需要量に対し不足し、民間在庫の取崩しが起き、減少するに伴い、米が不足するとの不安から業者間の調達競争が発生いたしまして、新規の調達ルートや同業者間で取引するスポット市場を通じて比較的高い価格の米を調達せざるを得ない状況であったというふうに分析しております。
しかしながら、当時の農林水産省は、生産量は足りているという認識の下、あくまで流通の目詰まりが原因と累次に説明しておりまして、流通実態の把握に消極的であり、また、備蓄米についても、不作時に備蓄米を放出するというルールの下、放出時期を遅らせてしまいまして、卸売業者などの不安感を払拭できず、更なる価格高騰を招くに至ったというふうに考えております。
その後、米価高騰の要因と対応の検証を行うべく、令和七年六月に全届出事業者を対象にした緊急調査を実施するに当たり、同年八月の関係閣僚会議において、このような農林水産省の判断ミスが明らかになったというふうに認めております。
この米価高騰の要因や対応の検証を行う中で、流通実態の把握に当たっては多様化する流通ルートを的確に把握できないとの課題が示されたことを踏まえて、今回の改正案におきましては、流通実態の把握強化として、届出対象の追加でありますとか、米の在庫数量等の定期報告の創設、また罰則の引上げなどの措置を講じておりまして、供給が不足している状況にあるかどうかを適時に把握できる体制を構築しようと考えております。
さらに、今回の改正案におきましては、機動性に欠ける政府備蓄を補完するため、既存の商流を活用することで機動的な対応が可能な民間備蓄を導入することとしておりまして、今後は、定期報告などにより供給不足を察知した場合には、備蓄米を迅速に供給できる体制が構築できるというふうに考えております。
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鈴木憲和(自民)農林水産大臣
今、委員から大変大事な御指摘だというふうに思っております。
特に、この食料の持続的な供給に要する費用を考慮した価格形成のためには、幅広い関係者の御理解が必要不可欠であります。とりわけ、消費者には生産現場や流通コストの実情の理解が重要というふうに考えております。米についてはコスト指標、これが公表されておりますので、そうしたことを消費者向けにもしっかりと御理解いただけるように、我々情報発信も含めて取り組んでまいりたいと思います。
そして同時に、やっぱりこの主食用のお米の消費拡大、これが本当に大事でありますし、やっぱり国民の皆様に米をより身近に感じていただ…
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高橋光男(公明)
時間が来たので終わりたいと思いますが、是非、呼びかけにとどまらず、そうした消費者の方々、今大臣がおっしゃられたように、消費者の方々の理解を基に食料安全保障を図っていくということを農水省として取り組んでいただくことをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
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佐々木りえ(維新)
ありがとうございます。日本維新の会、佐々木りえです。
食糧法改正案について質問させていただきたいと思います。
一昨年から続いたいわゆる令和の米騒動では、スーパーの棚からお米が消え、価格も急激に上昇し、多くの国民が不安を感じました。私自身、実家でお米を作っていますが、生産者の立場もある程度理解しているつもりです。一方で、大阪選出の国会議員としては、消費者の皆さんから、なぜお米が買えないのか、なぜこれほど高くなったのかという声も数多くいただきました。今回の法改正は、こうした事態を二度と繰り返さないためのものだと理解しております。
まず、農林水産省はこれ…
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- (上の発言)
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山下雄平(自民)農林水産副大臣
この問題について、今日の質疑でも大臣の方から率直な謝罪の発言もありましたところでありますけれども、今般の米価高騰を振り返ると、生産量が需要量に対し不足し、民間在庫の取崩しが起き、減少するに伴い、米が不足するとの不安から業者間の調達競争が発生いたしまして、新規の調達ルートや同業者間で取引するスポット市場を通じて比較的高い価格の米を調達せざるを得ない状況であったというふうに分析しております。
しかしながら、当時の農林水産省は、生産量は足りているという認識の下、あくまで流通の目詰まりが原因と累次に説明しておりまして、流通実態の把握に消極的であり、また、備蓄米についても、不作時に備蓄米を放出するというルールの下、放出時期を遅らせてしまいまして、卸売業者などの不安感を払拭できず、更なる価格高騰を招くに至ったというふうに考えております。
その後、米価高騰の要因と対応の検証を行うべく、令和七年六月に全届出事業者を対象にした緊急調査を実施するに当たり、同年八月の関係閣僚会議において、このような農林水産省の判断ミスが明らかになったというふうに認めております。
この米価高騰の要因や対応の検証を行う中で、流通実態の把握に当たっては多様化する流通ルートを的確に把握できないとの課題が示されたことを踏まえて、今回の改正案におきましては、流通実態の把握強化として、届出対象の追加でありますとか、米の在庫数量等の定期報告の創設、また罰則の引上げなどの措置を講じておりまして、供給が不足している状況にあるかどうかを適時に把握できる体制を構築しようと考えております。
さらに、今回の改正案におきましては、機動性に欠ける政府備蓄を補完するため、既存の商流を活用することで機動的な対応が可能な民間備蓄を導入することとしておりまして、今後は、定期報告などにより供給不足を察知した場合には、備蓄米を迅速に供給できる体制が構築できるというふうに考えております。
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佐々木りえ(維新)
方向性は理解できました。お米が店頭から消えるたびに法改正をするわけにはいかないので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
次に、流通実態の把握についてお伺いをします。
私は以前、委員会で、JAの集荷率が低下し、JA以外の事業者による集荷が増えていることについて質問をさせていただきました。市場に新しい事業者が参入し、そして生産者に有利な条件を提示すること自体を否定したいとは思っていません。米の価格は基本的には市場原理の中で決めるべきだと考えております。しかし一方で、保管設備や販売先を十分に持たず、価格上昇だけを見込んで集荷するような事業者が増え…
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145山山口靖農林水産省農産局長
お答え申し上げます。
新たな仕組みの導入によりまして、届出や報告対象の規模要件、報告頻度などは関係団体ヒアリングを通じて調整を行っているところでございますが、例えば、年三百トン以上の出荷・販売事業者につきましては毎月の報告を求めつつ、それ以下の規模の出荷・販売事業者や加工、中食、外食事業者につきましては年一回といった程度で検討を進めておりまして、これによりますと、出荷・販売事業者の在庫の九五%が把握できると考えております。
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佐々木りえ(維新)
ありがとうございます。
情報を集めるだけではやはり意味がないと思いますので、在庫が特定の地域、特定の事業者に偏っていることが分かった場合などの対策の方もしっかりと進めていただきたいと思います。
次に、今回新たに創設される民間備蓄制度についてお伺いをさせていただきます。
政府備蓄は、入札や契約、品質検査などに時間が掛かり、実際に店頭に届くまで時間を要しました。そのため、日常的な商流を持つ民間事業者の在庫を活用し、より迅速に供給するという制度の趣旨は理解いたします。
一方で、民間に備蓄を求めれば、当然、保管費用や金利、品質管理、出庫管理などの負担が生…
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