渡井理佳子慶應義塾大学大学院法務研究科教授

2026年6月4日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 68 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

御質問ありがとうございます。

外国資本の受入れに関しましては、もちろんメリットも多いところで、日本政府もインベスト・ジャパンの政策を取っているということもありますので、いかに有益な投資を受け入れつつ危険なものを除外していくかということが求められているものと思います。

日本版CFIUSができたことで、非常に総合的な審査ができるようになるものと期待しております。これまでは、財務省と事業所管官庁ということで、もちろんほかの官庁が無関係であったのではないだろうとは思いますけれども、日本版CFIUSができたことで、総合的な安全保障の精査ができるようになるものと思います。

その上で、やはりどうやって審査をしていくかということですけれども、予見可能性をしっかり持っているということが民間企業にとっては必要であると思いますし、外国投資家にとっても、必要以上に萎縮してしまわないという観点からは重要であると思います。

財務省では数年前からアニュアルレポートを出しておられますけれども、そのアニュアルレポートの内容をこれからも充実させていただいて、例えば、安全保障上のリスクの軽減措置としてどのような手法があるのかというようなことをこれまで以上に積極的にお示しいただくことがより良い投資環境につながるのではないかと思っております。

重要土地等調査法といいますか土地の買収問題については、国際約束との関係がありますので対応が非常に難しいところがあると思います。国際協調主義を維持するという観点からは、特定の国だけをターゲットにするとか外国籍であることをターゲットにするという規制は設けにくいというところがあると思いますけれども、今の重要土地等調査法をしっかり活用しながらその対応を更に考えていくということが必要ではないかと思っております。

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