海渡雄一弁護士

2026年5月19日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 94 発言)

御質問ありがとうございます。

今まで日本にインテリジェンス機関がなかったわけではなくて、たくさんのインテリジェンス機関があって、そして、北村先生がそのヘッドをされていた内閣情報官、そして内閣情報調査室という機関があったわけですね。私も、そのインテリジェンスという作用が国家において必要だとは当然思います。

しかし、それは適正に行われなければならないし、こういう新しい機関をつくる、それも大きな権限を持った機関をつくるのであれば、やはり、今までのインテリジェンス機関が果たしてきた役割、そしてそこにおいて問題事例がなかったかどうか、そういうことを丁寧に見直して、どういう機関をつくるのか。そして、海外において同じような機関が現実にあるのか。国内の情報機関、そして対外情報庁というようなものでどういうものがあって、そこにどういう法規制がなされているのか。

私の意見書の中ではツワネ原則のことなども一生懸命言いましたけれども、国際原則などもある、そういうものに沿った制度をつくっていかないといけないんじゃないか。そうしないと国民の権利利益が侵害されるおそれがあるということを私は人権を保障すべき弁護士の立場として申し上げたもので、インテリジェンスに関する国の作用というものは現にあるし、それはより良いものにしていかなければいけない。

そういう点では共通の認識を持っているつもりですけれども、それによって今回提案されている国家情報局法案というのはやっぱり足りない部分があるのではないか。やっぱりこの議会、委員会で一生懸命そこに歯止めを掛けるようなことを是非とも議論していただきたいなというふうに思います。

以上です。

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