林芳正 (自由民主党)総務大臣

2026年4月23日・第221回国会 参議院 総務委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 6 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

この十年間のJICTの実績、これは、海底ケーブルですとかデータセンターなどのデジタルインフラを中心に二十八件の支援を決定いたしまして、二〇二四年度末までの累積投資額は約千百五十九億円、また、誘発された民間投資額は約七千百六十七億円となっております。日本企業による海外需要の獲得に着実に貢献するとともに、民間投資の呼び水としても十分に機能しているものと考えております。

また、JICTでは、設立後最初の三年間で投資した四つの案件におきまして、事業が計画どおり進まず損失を計上したことから、二〇二四年度末の累積損益、これは百二十二億円のマイナスとなっております、委員からも御指摘があったところでありますが。その教訓を生かして、この投資のリスクの管理に取り組みまして、二〇二三年度からは、おっしゃっていただきましたように単年度黒字を継続するなど、計画を上回るペースで経営改善が進捗をしておりまして、公表しております改善計画よりも三年前倒しとなる二〇二九年度には累損を解消できる見込みとなっておるところでございます。

このように、JICTは、累積損失、累損の確実な解消に向けて取り組みつつ、JICTの政策目的である我が国事業者の海外展開による我が国経済の持続的な成長に寄与してきたものと考えております。

そして、その先ということでございますが、JICTが支援対象とするデジタルインフラ、これはAI社会を支える不可欠な基盤でありまして、我が国の企業の国際競争力を強化することが極めて重要な分野と言っていいと思います。このため、情報通信分野は、日本成長戦略会議の方針の下で、強い経済の実現に向けて、官民投資を重点的に支援すべき戦略分野の一つになっております。

JICTには、今後取りまとめる官民投資ロードマップの実行に当たりまして、我が国の企業の戦略投資の呼び水として、情報通信分野の海外市場の開拓において一層重要な役割を果たしていくということを期待しておるところでございます。

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