まず、お答えいたしますが、今回の会長選任に当たりまして、私、経営委員長として振り返ってみますと、どうもこれまでの会長選任のときに、外部で決めて後で裏書したような、そういう報道が多数なされています。あれは甚だ残念なことでございまして、私は、今回はNHK、なかんずく経営委員会の矜持をきちっと示すべきだと思いました。
したがいまして、今回のNHK会長選任に当たりましては、外部からのお声はいろいろございます、ございますが、そのお声を基に委員会では議論は一切いたしておりません。委員会では、NHKの現状を踏まえて、どういう体制がいいんだろうか、どういう人というよりも、会長だけで私は決まらないと思います。経営は、単にこのヘッドだけがやるものじゃなくて、やっぱり体制としてどうやるかというのが極めて重要だと、私の経験からもそう思っております。そこで、そういう議論を多種多様やりました。一切の根回しもやっておりません。
したがいまして、この経営委員会というのは、御承知のとおり、様々な分野の人の集まりであります。必ずしもこういう人選にたけた人の集まりではございません。だから、それはもういろんな議論がありますが、だけど最後はこの経営委員会が任命する。決定を、案を作って決定できるのは、放送法上、この会長任命だけであります。その重みをしっかり考えようということで運営してまいりまして、その結果、井上さん個人というよりは、井上さんを中心にした体制、これでチームをきちっと編成することがいいのではないかという結論を得ました。その結果、十二人中九名の方の御賛同を得ましたので、そうさせていただきました。
むしろ、全会一致というのはなかなかこの種のやつでは私は難しいと思います。そういう意味では、真にいろんな議論を経てできたというふうには自分自身も思っております。
以上でございます。よろしゅうございますでしょうか。
55小小沢雅仁(立憲)
山名副会長がメディア総局長を兼任する理由というのはよく分かりました。
その上で、今までは井上会長が副会長を単独で担われていたわけでありますので、今度は、井上会長とそして山名副会長の役割分担をどのように整理をし、それぞれの経験や強みをどのように生かしてNHKの経営に当たっていくのか、会長と副会長のそれぞれの役割をどう考えているのか、もう一度お伺いしたいと思います。
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56井井上樹彦日本放送協会会長
お答えいたします。
山名副会長は、「鶴瓶の家族に乾杯」あるいは「ブラタモリ」などエンターテインメントの番組を中心とした制作業務で長く活躍してまいりました。このほか、人事や経営企画などのコーポレート部門でも業務経験がありまして、現場と経営の両面で高い知見を持っております。このため、山名副会長には、そうした強みを生かして、現場の実情を踏まえながら、コンテンツ領域を中心に、現場の方針を具体的な番組やサービス、業務プロセスへと落とし込んで形にしていく役割を期待しているところであります。
私の方は、記者出身でありますために、報道分野を中心に一定の知見を持ってお…
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57小小沢雅仁(立憲)
是非とも、会長、副会長がしっかりと連携して、チームNHKとして更なる高みに上げていただくようにお願いをさせていただきたいと思います。
次に、会長任命に関わる経営委員会の判断について、古賀経営委員会委員長にお尋ねをしたいと思います。
放送法において、NHK会長は経営委員会が任命することとされており、その際には、十二名の経営委員のうち九人以上の賛成が必要とされております。これまでの会長の任命を見ますと、経営委員会において全会一致で決定されていることが多かったと承知しています。しかしながら、今回の井上会長の任命に当たっては、経営委員の賛否が九対三に分かれた…
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- (上の発言)
58古古賀信行日本放送協会経営委員会委員長
まず、お答えいたしますが、今回の会長選任に当たりまして、私、経営委員長として振り返ってみますと、どうもこれまでの会長選任のときに、外部で決めて後で裏書したような、そういう報道が多数なされています。あれは甚だ残念なことでございまして、私は、今回はNHK、なかんずく経営委員会の矜持をきちっと示すべきだと思いました。
したがいまして、今回のNHK会長選任に当たりましては、外部からのお声はいろいろございます、ございますが、そのお声を基に委員会では議論は一切いたしておりません。委員会では、NHKの現状を踏まえて、どういう体制がいいんだろうか、どういう人というよりも、会長だけで私は決まらないと思います。経営は、単にこのヘッドだけがやるものじゃなくて、やっぱり体制としてどうやるかというのが極めて重要だと、私の経験からもそう思っております。そこで、そういう議論を多種多様やりました。一切の根回しもやっておりません。
したがいまして、この経営委員会というのは、御承知のとおり、様々な分野の人の集まりであります。必ずしもこういう人選にたけた人の集まりではございません。だから、それはもういろんな議論がありますが、だけど最後はこの経営委員会が任命する。決定を、案を作って決定できるのは、放送法上、この会長任命だけであります。その重みをしっかり考えようということで運営してまいりまして、その結果、井上さん個人というよりは、井上さんを中心にした体制、これでチームをきちっと編成することがいいのではないかという結論を得ました。その結果、十二人中九名の方の御賛同を得ましたので、そうさせていただきました。
むしろ、全会一致というのはなかなかこの種のやつでは私は難しいと思います。そういう意味では、真にいろんな議論を経てできたというふうには自分自身も思っております。
以上でございます。よろしゅうございますでしょうか。
59小小沢雅仁(立憲)
ありがとうございます。
全会一致ではなくて、賛同いただけなかった三人の委員の皆さんがいらっしゃいますけれど、是非、その委員の皆さん、今後の経営委員会の中で、NHKの井上会長を始め皆さんに対しても厳しい意見がいろいろ出されると思いますけれど、しっかり受け止めて、NHKのチーム、NHKの体制にしっかり生かしていただけたら有り難いなと思います。
そして、もう一問、古賀委員長にお伺いしたいんですが、井上会長による新たな体制の下で、NHKにどのような経営を期待されているのか、古賀委員長のお考えをお伺いしたいと思います。
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60古古賀信行日本放送協会経営委員会委員長
先ほども井上会長おっしゃっていましたけれども、NHKの問題というのは、そのいわゆる収益構造をきちんとしていく、それから事業構造をどう変えていくか、かなり具体的な課題が明確にあると思います。
これは、一番やっぱりNHKのこともよく知っている、今からNHKのことを勉強するではなくて、NHKのことをよく知っている人が真正面からそれを受け止めてそれに懸命に取り組んでいく、しかも、会長単独ではなくて、やっぱり会長を中心とした経営体制をきちっと組んでやっていくということが非常に肝要だと思います。
そういうことをきちんとやっていっていただきたい。先ほどの決意も述べ…
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61小小沢雅仁(立憲)
大変よく理解できました。
大変お忙しい中おいでいただいておりますので、古賀委員長の質問については以上ですので、御退席をお願いしたいと思います。委員長、お取り計らいをお願いします。
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