青木孝徳財務省主税局長

2026年3月24日・第221回国会 参議院 財政金融委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 107 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 289 発言)

賃上げ促進税制の見直しにつきましてお答えします。

八年度税制改正におきまして、御指摘のとおり、大企業向けの措置を令和七年度末で廃止するとともに、中堅企業向けは要件を強化した上で適用期限の令和八年度末をもって廃止することとしております。

この背景でございますが、まず、足下の賃上げ上昇率がバブル期以来の水準となる高い伸びを示しており、本措置の要件となる賃上げ率を大きく超えているという点ございます。また、賃上げは企業収益の動向や雇用情勢など税制以外の要因による影響も受けるため、税制の効果だけを取り出すことは困難な面もございますが、それを踏まえましても、適用企業の賃上げ率と本措置の賃上げ要件との間の関連性、これ、効果検証をしたんでございますが、関連性が余り見られず、本措置がインセンティブ措置として十分に機能していないおそれが見受けられました。

このため、今般の税制改正におきまして、与党での御議論を経て大企業向けの措置を廃止するなどの見直しを行うこととしたところでございます。

一方、中小企業でございますが、これ、足下では賃上げ税制の適用要件を上回る賃上げが行われている状況ではございますが、中小企業の人手不足感は大企業よりも強い状況であることも踏まえまして、人材獲得競争の中で防衛的賃上げに取り組む企業にも配慮する必要があるという観点から、適用期限前である令和八年度においては現行措置をそのまま維持することといたしまして、期限到来時に適用状況などを踏まえまして必要な見直しを検討するということとしております。

前後のやりとり

103の発言を見る

111の発言を見る